岡野あつこと柳田康男弁護士のよくある相談

妻から離婚の提案

ペンネーム:Mさんのお話

結婚して2年子どもはいません。 私は今年始めから海外に単身赴任をしており、妻は結婚前に教師をしていましたが、結婚を機に専業主婦となりました。今は一人で日本に居るので、資格を取るために学校へ行ったりしています。
そんな妻から今年の一月に離婚の話を切り出されました。理由は下記になります。
■去年の始め頃に、妻のお義父さんが病気になり年末にお亡くなりになられました。そんな状況下の下、私の海外赴任が決まりました。妻からは、「お義父さんの病気が発覚し亡くなるまで、夫である私が妻に対して何一つフォローせず、私を気遣う言葉も何もなく、そのまま海外に行ってしまった。この先もう信頼できない。頼れない」とのことです。
■私たちは付き合っていた時からセックスレスです。これまで妻から散々相談を受けていたのですが、その場限りの口約束で、夫である私が本気で解決しようと向き合ってくれなかった。女としてたくさん傷ついた。今はセックスはもちろん触られる(手を繋ぐとか)のも嫌だ。だからといって子供もいないしセックスレスの夫婦生活も無理

上記より、離婚して第二の人生を歩んで、幸せな生活が過ごせる可能性に賭けたいということのようです。
私としては妻のことが好きですし、一緒にいてとても楽しいし落ち着ける妻ですので、離婚はしたくないと考えています。こんな関係になってしまっていますが、妻との子供もほしいです。何とか結婚生活を継続できる解決策や、ベストな夫婦関係がないか、それとも妻の要求に答えた方がいいのか…アドバイスお願いします。

<カウンセラーからの回答>

ご結婚されてすぐお義父様のことや、仕事のこと不安を抱えながら外国の地で過ごされてきたのではないかと思います。奥様自身もご結婚されて幸せの絶頂の中、大切なお父様を亡くしどんなに胸を打ちひしがれたことと思います。そんな奥様を支えてくれるはずのご主人が海外に転勤が決まってしまうとは、なんと残酷なことだったでしょう。ご主人ご自身だって、身を切られる思いで日本を離れたことと思います。メールを拝見していると奥様の辛さ、ご主人の辛さそれぞれがひしひしと感じます。
振り返ってみればご主人ももっともっとメールや電話で例えそばにいなくても奥様の支えとしてできることがあったかもしれません。しかし、ご主人も遠い外国の地で必死に頑張ってこられたはず。今のお互いはあまりにもご自身が過酷な立場におられて、相手のおかれていた状況に理解が及ばないのかもしれません。
夫婦だけで話し合っていくことは難しいとおもいますので、お互いの立場を理解してくださる親戚やご友人の力を借りて少しの間冷静になってみてはいかがでしょうか。そしてご主人は奥様をそばで支えられずすまなかったということを奥様に心をこめて伝えてみてはいかがでしょうか。
今は面と向かって話をしにくかったら手紙でもいいと思います。まずは奥様に対してそこから始めてみましょう。時間をかけながらでも奥様のさみしかった気持ちを理解していきましょう。
そしてセックスレスのことも避けていたお気持ちはよくわかりますが、受診、カウンセリングなどを受け、向き合っていくことは夫婦の修復にはとても大事なことです。焦らず急がずに奥さまの気持ちに寄り添っていきましょう。応援しています。

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