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岡野あつこと柳田康男弁護士のよくある相談

子育て中の妻の実家帰り及び移住について

ペンネーム:Tさんのお話

結婚してからしばらくは都心に住んでいましたが、第二子妊娠を機に妻が地元へ戻りたいと言いだしました。育児が大変なこと、親がそばにいる安心感などが理由です。里帰り出産時も5ヶ月過ごし元々実家依存の気があります。妻の母も地元に居て欲しいという考えをもっています。
その後、話し合い、期限(長くて2~3年)を決め暫く実家に戻るということになりました。そのため私は経済的に厳しいですが、子どものために各週妻の地元へ通っています。妻の実家へは毎月十数万円を渡しています。
それから1年たち、妻に本心を聞くと戻る意志も自信も無く、両親への思い(寂しさと責任)を盾に私に移住を望んできます。私も一応仕事を探しましたが、自分の年齢も年齢ということと田舎ゆえにまともな収入が得られる仕事は見つかりませんでした。私はこの硬直した状況を変えるため、妻の地元より少し東京寄りの都市に住み、新幹線通勤をすることを提案し妻も(渋々)同意して今話を進めています。
暫く頑張ってみるつもりですが、妻の積極的な協力がなければ、やはり都心暮らしを求めるかもしれず、応じなければ最悪離婚も考えざるを得ないと思っています。この状況で妻の行為はいわゆる同居義務違反や悪意の遺棄に該当するでしょうか?子供の為に離婚は避けたいですが、どうすれば妻に無理難題を言っていることを分かってもらえるか悩んでおります。

<カウンセラーからの回答>

一年にも及ぶ遠距離別居はとても大変な事と思います。隔週で都心から地方へ通うなど、交通費も嵩みますし体力的にもお辛い事でしょう。さらに月々の生活費の支払い等々、奥様やお子さんの為に本当によく頑張ってこられましたね。
元々奥様には実家依存の気があるとのことですが、実際、実家で生活出来るということは幼いお子さんを育てている奥様にとっては非常に有難い環境であり、もちろん奥様のご両親にとっても好ましく、このまま娘も孫達も傍にいて欲しいと引き留めたいことでしょう。奥様がそこから脱却するには、相当の覚悟が必要なのではないかと思います。
離婚の意思はないものの、子育て等に精神的な不安を抱えている奥様に同居義務違反があったとしても「悪意の遺棄」に認定されることはないと聞いています。
今回、T様の提案された奥様の地元より少し東京よりの都市に住む案はよいきっかけになればよいですが、どうしても義理の両親のそばが良いと言う奥さんとよい関係を築いていくには、義理の両親とはさらによい関係になることが大切です。
奥さんとお子さんたちをとても大事に思っていること、地方での仕事探し、金銭的なこと、体力的なことなどを義理の両親に相談することで、あなたにとても負担をかけていることなどを理解してくれ現状を解決するきっかけになるかもしれません。
今まで、一生懸命奥様の希望を叶えてこられたT様ならきっと、奥様やお子様達と新しい関係を築いていける事と思います。応援しています!頑張って下さい。

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