高齢化社会と離婚
熟年離婚の件数が、相変わらず増加しています。ドラマの影響とも言われていましたが、私のところへ相談に訪れる熟年世代の相談者が増えていることを考えると、もう「一時のブーム」というレベルではないでしょう。
熟年離婚というと年金分割や財産分与など「お金」の問題がクローズアップされがちですが、実際に大きな問題になるのは「生活」。とりわけ介護などに不安を感じている人が多いのです。
最近は介護付きの老人ホームなども充実して、一見すると老後問題は改善に向かっているかのような印象を受けます。でも実際は家族、とりわけ配偶者に大きな負担がかかっていることに変わりはありません。「お互い元気なうちはいいけど、もし定年後に相手が要介護になったら、支えていけるだろうか?」と考える人が増えているのは、ある意味では当然とも言えます。
こんなことを言うと、「これまで一生懸命働いてきたのに、倒れたら“ポイ”する気か?」と憤る方もいるでしょう。でも、これまでの夫婦関係を振り返って、お互いの協力関係がしっかり築けているという自信が持てないなら、最悪のケースも考えておくべきです。

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