夫とは、結婚紹介所からのあっせんで知り合いました。当時私は35歳。結婚願望はなかったのですが“子どもがほしい”という気持ちが強く、正直あせっていました。夫は三人兄弟の長男で、父親がすでに他界しているせいか母親を思う気持ちが強く、その度合いが強すぎるのが気がかりでした。私は「この歳だから、結婚式はしなくても…」と言ったのですが、夫はすべて母親に相談して言いくるめられ、ホテルで豪華な披露宴をしました。結婚後、私の不安は的中します。夫は何かとあるとすぐ母親に報告し、母親は私たちの間にしゃしゃり出てきました。でも、私は「子どもができれば変わるかもしれない」と思い、前向きに考えることにしていました。でも、夫は子作りに非協力的で、「お前のせいだから病院へ行ったら?」などと言うのです。私は一人で病院に通いましたが、次第に結婚生活を続ける意味がないと考えるようになり、途中で通院をやめて離婚を決めました。話し合いで、夫は「悪いところがあれば直すから、考え直してくれ」と言いましたが、そこにも姑が入ってきて、身勝手な思い込みで私を罵りました。結局協議離婚が成立し、慰謝料や財産分与は請求しませんでした。離婚後、しばらくは苦痛から解放された喜びに浸りましたが、親や友人に対しては申し訳ないという気持ちでした。仕事にも復帰できる状況ではなかったので生活は大変で、次第にうつ状態になってしまったのです。なぜ幸せになれないのだろうかと悩み、毎日死ぬことばかり考えていました。短い結婚生活でしたが、私はよい妻になるために努力したつもりです。でも、友人からは「いきいきしていない」とか「あなたらしくない」などと言われていました。我慢が足りないと思われるかもしれませんが、私は、自分を見失ってまで我慢を続けるのはおかしいと思っています。独身に戻って、今年で2年が過ぎました。まだ経済的には安定せず、夫や姑への恨みも消えていません。子どもを産むという夢も叶わず、今の生活には満足できない状況です。母親は理解してくれていますが、世間体を気にしているのか、周囲には私の離婚を内密にしています。離婚には、どうしても否定的なイメージがつきまとっているような気がします。でも、すべては自分の人生だから、自分らしく“本物の愛”を見つけられるよう、これからも努力したいと思っています。
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