経済面での準備
離婚はきれいごとではありません。言うまでもなく、お金は重要です。離婚後、経済的に困らないようにするためには、「もらえるものはしっかりもらうこと」が大切です。そのためには、次のことを実行してください。
1)慰謝料を請求するなら、証拠固めをする
夫の非を証明する証拠を固めておいて、慰謝料の請求に備えます。
夫の浮気に苦しめられてきたのであれば、浮気の証拠をそろえましょう。暴力を受けてきたのであれば、その証拠をそろえましょう。それぞれ、カメラで写しておくのも有効です。これは、同居中にやっておくべきことです。言葉の暴力など、精神的な虐待については、日記を付けておくといいでしょう。
ちなみに慰謝料の額は、二人で合意できなければ裁判所に申し立てることができます。もし離婚の時点で慰謝料を受け取らなくても、届を出して3年以内なら請求できます。
2)夫の財産を正確に把握する
財産分与とは、夫婦が築いた共有財産を分けることです。分ける場合は二人で決め、相手が同意しない場合は裁判所を通して請求することになります。いずれにせよ、たとえ「半分やる」と言われたところで、財産を実際よりも少ない金額にごまかされてしまう可能性だってあるのですから、財産は正確に把握しておくことが必要です。
同居している期間中に、預貯金の記帳内容、夫の給料の振り込み口座、生命保険の証書番号、夫の年金の基礎年金番号、ローンの借入れ返済額などを控えておきましょう。
ちなみに、夫の定年退職が先のことだとしても、将来もらう退職金は、ある一定限度まで財産分与の対象になります。
3)資金を貯める
自分の名義で蓄財することが大事です。自分の銀行口座を持ちましょう。結婚前からの預貯金や相続金は、家計と分けておきます。夫の生命保健の受取人も、妻の名義にしておきましょう。
慰謝料・財産分与などが期待できるとしても、離婚のためにかかる費用(手続き、公証人、弁護士、カウンセラー)を前もって用意しておく必要があります。
弁護士費用は、弁護士によってまちまちですが、だいたい1時間相談にいけば1万円、調停を頼んだ場合は、着手金と報酬にそれぞれ30万〜40万ぐらいは見ておきましょう。
当座の生活預金も、最低100万円は貯めておきたいところです。


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