親権
未成年の子どもがいる場合、父母のどちらかが子どもの親権者になります。
一般的に言えば、子どもは母親が引き取ることになるのですが、小学校高学年以上であれば、本人の意思も尊重すべきでしょう。
最近の子どもは「お母さんについていっても生活が苦しくなりそうだから、お父さんといっしょにいる」というように、冷静に損得を計算できることもありますから、侮れません。「転校して友だちと離れるのはイヤだから残る」という子もいます。
一方、「跡取りだから」という理由で、夫や夫の家族が子どもを手放さないというケースも多々あります。実際問題として母親が子どもを置いて出ていくのは、とてもつらいことですよね。私としては、もしこんな状況に陥ってしまったときは、調停に持ち込んででも意志を通したほうがいいと思っています。たとえ経済的に苦しくても、「一生懸命に育てます」と調停委員に訴えましょう。子育てを放棄して他の男性と浮気していたような場合を除けば、母親のほうが有利なのですから。ただし、調停の場でヒステリックに騒ぐのは、かえって調停委員の心証を悪くしてしまいます。「母親不適格」なんて判断をされてしまっては元も子もありません。
また、念願かなって子どもを連れて生活を始めても、経済的に苦しくなるのはできれば避けたいところ。はっきり言わせてもらえば、離婚後すぐに生活保護を受けるような状態になるのであれば、子どもを父親に育ててもらったほうがいい場合もあるのです。冷静に将来を見据えて、判断してください。


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