終戦後、1947年から1949年にかけて第一次ベビーブームが起こりました。この時期に生まれたいわゆる「団塊の世代」が、2007年から一斉に定年退職を迎えます。
財務省は、年金・福祉コストの増大や技術者不足などの理由から、GNPが約16兆円減少すると試算しています。逆に、高賃金の世代が大量退職することによる人件費の軽減などのメリットも予測されますが、大きく見てマイナスになるであろうと報告しています。
また、長寿化時代を迎えた今、定年退職後のシニアのライフスタイルについても、よりよく生きるための課題として、採り上げられることが多くなっています。
「団塊の世代」は高度経済成長期に採用され、日本経済の発展を支えてきました。彼ら企業戦士には、もはや家庭を顧みる余裕など残されていません。こうして、夫は外で働き、妻は専業主婦となって家事や子育ての一切を担うという分業のスタイルが確立されたのです。
「亭主元気で留守がいい!」などといった言葉が生まれたように、夫婦は生計を共にしながらも、それぞれのライフスタイルを築いてきました。しかし、夫の定年退職を機に、長年に渡りすれ違ったまま慣れてきた生活が一変します。この第二の人生を、夫婦でどう向き合っていけばよいのでしょうか?
折しも2007年は「離婚時年金分割」と「団塊の世代」の夫の定年退職時期がピタリと重なりました。「団塊の世代」夫婦は、協力しあい新たなライフスタイルを築いていくことができるのか。厳しいジャッジを下す熟年夫婦が現れても不思議はありません。
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