スキンシップ
最近、比較的若い世代の夫婦が抱えている問題に「セックスレス」があります。ちょっとしたすれ違いから性的関係が途絶えてしまうものですが、熟年世代では逆に、性的関係を続けていることの方が珍しいと言えるかもしれません。
「一緒にいられるだけで幸せ」と感じた新婚時代をとうに過ぎても、夫婦でいる意味を考えた時、それは「愛情です」と自信を持って答えることができる人は、結婚生活の年数分の愛情をきちんと積み重ねてこられたのでしょう。でも、あくまでも夫婦は他人同士が結びついたものなのですから、お互いを理解するためのスキンシップは大切なものです。
夫婦の関係が冷え切ってしまった原因は、夫婦間のコミュニケーションが失われていった過程を振り返ってみれば、何かが見えてくるはずです。
パートナーに対する何かしらの不満が積もりに積もって、やがてあきらめへと変化し、嫌悪や拒絶となって行動に表れていったのかもしれません。小さな誤解やすれ違いを長年放置してきたがために、それによってできたわずかな亀裂が深い溝となり、見過せない状態になってくるのが熟年時代とも言えます。
平均寿命八十歳、人生八十年という現代、子どもが巣立ち定年退職を迎えた後に訪れるもう一つの時代を、後悔のないよう幸せに生きたいと願う気持ちは誰しも同じでしょう。 
熟年夫婦が添い遂げられるか否かのカギは、夫婦のコミュニケーション、心と身体のふれあいにあるのです。「いい歳をして…」などと思わずに、せめて相手の肩をもむとか、階段で手をつなぐくらいのスキンシップを持ちましょう。


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