「熟年離婚」が急増中!!
背景に「女性の自立」
2022 年の離婚件数は17万9099組。
うち、
同居期間が20年以上の「熟年離婚」は3万8991組で全体の23.5%を占め、過去最高(厚労省「人口動態統計」より)。
今50~60代の女性は、1986年に成立した「男女雇用機会均等法」世代。
大企業の女性総合職としてキャリアを積んだ女性も多く、
経済的にも自立していて、離婚をためらわないのです。
離婚の原因として急増しているのが「モラハラ(精神的虐待)」。
夫側の離婚原因の2位、妻側の3位に入っています(アディーレ法律事務所の調査による)
原因は
「コミュニケーション不足」!
妻のちょっとした一言で夫が逆ギレし、妻に怒りをぶつけてしまった――。
そんな夫婦は
大抵「コミュニケーション不足」です。
実は今、「夫の会社がどこにあるのかわからない」という妻が激増しています。
夫婦間のコミュニケーションがないので、パートナーの仕事内容どころか、職場の場所さえ知らないのです。
夫婦のコミュニケーションが不足していると、つい「カチンとくる一言」を言ってしまって相手を怒らせたり、
「モラハラ」に発展して、最悪の場合は離婚に至るのです。
「コミュニケーション」で
夫婦関係を改善!
私岡野あつこはこれまで約4万件の離婚相談を受けてきました。
離婚寸前の夫婦に
「コミュニケーション改善プログラム」を受けてもらうと、夫婦関係が劇的に改善することがあります。
そうした経験・ノウハウをもとに、「夫婦のトラブルに効く、伝え方・コミュニケーションのコツ」をまとめたのがこの本
『なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか?』(講談社+α新書)。
「モラハラに悩んでいて離婚を考えている」という熟年カップルから、「離婚するほどではないが、最近夫婦関係のトラブルが増えた」という中年夫婦、果ては「これから結婚しようと考えている」令和のカップルまで、
幅広くおすすめできる「夫婦関係のバイブル」です。
ぜひ手にとってご覧ください!
近著は夫婦の修復のヒントとなる『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』(サンマーク出版)。著書多数。
なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか?夫婦関係を改善する「伝え方」教室
はじめに
「十五分に一度ジュースを飲みに来る夫」が許せない
「モラハラ夫」が増えた理由
「割り切って遊ぶ人」が減った
「不器用な人」が増えている
「真面目な人」ほど損をしている
コロナ禍で離婚相談が急増したワケ
「ちょっとしたこと」が一番厄介
「夫の謎行動」に秘められた「本当の意味」
「察してほしい」をやめる
第一章
なぜ「ささいなこと」が許せないのか
「食洗機の音がうるさい」で離婚
段取りが悪いのは「わざとやっている」
「生活費だけもらって別居」はありえない
「完全勝利」を考えてはいけない
「食洗機の音」で怒った真の理由
「わかりやすい伝え方」で好感度UP
「カチンとくるLINE」の理由
「嫌味な書き方」にならない「ちょっとしたコツ」
「可愛げのあるLINE」で関係改善を目指す
大事なLINEは必ず「下書きする」
第二章
「伝え方」一つで夫婦は破綻する
「妻がユーチューブを見てヨガ」で離婚相談
夫婦関係も「ホウレンソウ」が大事
「余計な一言」が嫌味に聞こえる
「半沢直樹離婚」した「大企業の社長候補」
妻の無自覚なマウント
「ヘッドホン持って帰るね」で夫が激怒
私が「洗濯離婚」したワケ
「ぬか漬けの臭い」でトラブルに
「アジフライが食べたい」で不倫した夫
「焼肉の作法」には要注意
「冷蔵庫に納豆がギッシリ」で夫が激怒
別居中の夫婦がよりを戻した「チョコレート大作戦」
第三章
日本人はアピールが下手すぎる
「トイレットペーパーは三○センチまで」ドケチ夫が我慢できない
「掃除したフリ」でアピール成功
「コツコツがんばっていればわかってくれる」は間違い
「アピールする人」のほうが可愛げがある
パートナーの「SOS」を無視してはいけない
「夫の職場はどこにあるのか」に答えられない妻
「お互い支え合う」夫婦はうまくいく
長続きするカップルの「KISSの法則」
ヨイショは悪いことではない
第四章
「愛しているフリ」でうまくいく
夫婦関係にも「傾向と対策」がある
離婚するかどうかは「損得」で考える
夫の財布からお金を抜いても罪に問われない
「愛しているフリ」でうまくいく
「マメな人」はやっぱりモテる
「愛情の伝え方」を見直す
「自分の意見を言う」ばかりではうまくいかない
「自立した人」になろう
言いたいことを我慢せず伝える技術
「フリの力」を最大限活用する
「会社ではできるのに家ではできない」のはなぜか
夫婦問題の本当の解決策
挨拶だけでも夫婦は変わる
「ケンカして一晩中詰め寄る」はNG行為
関係改善に使える一言「夢のお告げ」
第五章
もっと「したたかな人」になりなさい
なぜ「自分の都合」ばかりになるのか
「夫婦だから許される」はダメ
「少し相手を下にとらえる」くらいでいい
パートナーを「愚○○」と呼ぶのはNG
愛される人がやっている「5Sの法則」
「謝ったら死ぬ病」の原因
「旦那デスノート」も役に立つ理由
やり直すための「にこみの法則」
「創業時の苦労」を思い出す
なぜ「話が長い人」と言われてしまうのか
「前置き」するだけで大違い
第六章
「この一言」だけは絶対に言ってはいけない
必須なのは「七つのコミュニケーション」
①日々の挨拶
②感謝の言葉
③宵越しのケンカはしない
④「会話のない日」をつくらない
⑤スキンシップを欠かさない
⑥年三回は「夫婦水入らずの日」をつくる
⑦相手より「器の大きい人」になる
絶対に言ってはいけない一言
「仕事だから」でブチ切れ
「今日は飲み会になった」
「言ってくれればやったのに」は言わないほうがいい
「いまやろうと思っていた」は余計
無関心がにじみ出ている「好きにすれば」
上から目線の「まあまあうまくできてるじゃん」
「そっちこそやってないよね」でバトル不可避
「○○するのは当たり前でしょ」がカチンとくる理由
結局、ものは言いよう--実践的言い換えフレーズ例
おわりに