熟年離婚の危機を迎えた夫婦の事例
相談者のT子さんは65歳の主婦。長年メーカーで勤務をしていた夫のE氏は、とりたてて趣味がなく、定年後は自宅でのんびりとした生活を送っています。
T子さんは、これまで家庭に関心のないE氏抜きでの生活に慣れ、趣味であるサークルや課外活動、近所の方達とのお茶会など日々意欲的に過ごしています。
そのうち、E氏は時間をもて余すようになり、T子さんの行く先々についてくるようになりました。 そればかりか、今度は家事をしきるようになり、細かいことでガミガミ怒るようになったのです。
そのうち、E氏は時間をもて余すようになり、T子さんの行く先々についてくるようになりました。 そればかりか、今度は家事をしきるようになり、細かいことでガミガミ怒るようになったのです。
<アドバイス>
この場合は、E氏本人のやりがいを一番に考え、働くことをすすめましょう。 週に2日でも3日でも、出来る範囲で仕事をするのがよいと思います。 T子さんも、夫を疎んじるのではなく、夫の定年後の生きがい作りを手伝ってあげるべきです。
これは離婚まで踏み切ったケースではありません。ところが最近では、家庭を顧みず勤めてきた夫が定年退職を機に、妻が家を去ったという事例が増加しています。 妻はそうするしかなかったのかもしれませんが、その前に2人の仲を立て直すことは不可能だったのでしょうか。 夫婦だから、家族だからこその憎しみもあるでしょう。しかし、憎しみや復讐などといったものからは、なにも生まれてはこないのです。
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