夫のモラハラに苦しむ妻や、妻からのモラハラに悩む夫が急増しています。
モラハラ(モラル・ハラスメント)は、DVや借金とは違って目に見えないことなので、日常化していると、相手も自分もそれがモラハラだとは気づかないことも少なくありません。
ここでは、モラハラかどうかをチェックできるセルフ診断や、パートナーのモラハラへの対処法をご紹介します。
※本コンテンツでは、夫がモラハラの加害者であるケースを前提としていますが、妻がモラハラの加害者である場合は、夫の部分を妻だと想定してお読みください。
そもそも「モラハラ」とは?
モラハラとは身体的な暴力ではなく、言葉や態度によって精神的に苦痛を与える行為のことをいいます。
「人格を否定するような暴言を吐く」「長時間、無視し続ける」「行動や服装を細かくチェックし、指示する」といった心理的攻撃や、「生活費を渡さない」「お金を借りたまま返さない」などの経済的圧迫もモラハラといえるでしょう。
あなたの夫は大丈夫?夫のモラハラ危険度を診断!
あなたの夫が「モラハラ夫」かどうかはチェックリストを使って簡単に診断できます。次の項目に当てはまるものはいくつありますか?
「モラハラ夫」危険度診断の結果はコチラ!
先ほどの質問項目に当てはまった数で「モラハラ夫」の危険度がわかります。さて、あなたはいくつ当てはまりましたか?
◆チェックの数が0個 モラハラ夫の心配はありません
安心してください。今のところ、あなたの夫にモラハラの傾向は見られません。
とはいえ、油断せずいつまでも思いやりの心も忘れずに。
◆チェックの数が1~3個 モラハラ夫予備軍です
チェックの数が少なくても、チェックが入った項目について「割とよくある」と心当たりがある場合、あなたの夫は「モラハラ夫」の“芽”があるかもしれません。モラハラが日常的に繰り返されるようであれば、一度、あなたが感じていることを夫婦で話し合ってみることをおすすめします。
◆チェックの数が4~6個 モラハラ夫の可能性十分です
残念ながら、あなたの夫は「モラハラ夫」の可能性が高いでしょう。
「これって、もしかしてモラハラかも」と感じても、夫になかなか言い出すことができずに苦しんでいるなら、専門家やカウンセラーに相談することをおすすめします。
◆チェックの数が7個以上 モラハラ夫への早急な対応が必要です
なるべく早く、専門家やカウンセラーに相談しましょう。
もしあなたが「夫は正しくて、私のほうが間違っているのでは?」と思っている場合、すでに「モラハラ夫」に支配されている危険性も。それだけでなく、頭痛や動悸、不眠など身体に不調が出ているなら、なおさら危険な状態です。
よくいる「モラハラ夫」の5つのタイプ
一口に「モラハラ夫」と言っても、さまざまなタイプに分かれています。ここでは、代表的な「モラハラ夫」のタイプをご紹介します。
◆自分の非を認めない「自信過剰タイプ」
「オレは正しい」「オレは間違っていない」などと、自分の非をまったく認めようとしないタイプ。
「あくまでも自分は悪くない」と妻や他者を攻撃するようなスタンスを貫くことで、自分を優位に立たせようとします。
妻より高学歴・高収入であり、高い社会的地位を獲得することで自信をつけてきた男性に多くみられます。
◆協力する姿勢がゼロの「亭主関白タイプ」
「家事や育児は妻の仕事」「男は外で稼いでくるもの、女は家を守るもの」といった、ひと昔前の考えにこだわっているタイプ。
とはいえ、「亭主関白だから仕方ない」と思えるほど収入が高かったり、器が大きかったりするわけではないので、妻の不満は募る一方です。
◆外面だけはいい「内弁慶タイプ」
「いいダンナさんね。うらやましいわ」などと、妻以外の人からはなぜか“いい人”と思われているタイプ。
「いい人と思われたい」というプライドが高いため、妻以外の人の前では夫として完璧に振る舞うことも得意。しかし、そうやって無理して“いい人”を演じ続けた結果、たまったストレスを家庭で発散させるという悪循環に陥ってしまいます。
◆なんでも妻のせいにする「責任転嫁タイプ」
自分の失敗や思い通りにいかないことをすべて「オマエのせいだ」と妻のせいにしてくるタイプ。
「オマエが家のことをきちんとしないから、オレの仕事がうまくいかない」「オマエがバカだから、子どもの成績が悪い」などと、理不尽な理屈で妻を責めてきます。
◆すぐに離婚をチラつかせる「高圧的タイプ」
気分に波があり、不機嫌モードに入るとすぐに「それなら別れるぞ」などと、離婚をチラつかせてくるタイプ。
離婚を切り札に、妻に対して高圧的な態度をとって相手を支配しようとします。
ところが、いざ妻が離婚に向き合って真剣に考えようとすると、困るのは夫のほうだったりすることも。このタイプの夫が口にする「離婚」は、口先だけのことも少なくありません。
あなたはモラハラ被害者?チェックリストで診断
それでもまだモラハラ夫かどうか、判断に迷う場合は、どうしたらいいのでしょうか?
ここまでの内容を読んでも「モラハラとは言えないかもしれない」「モラハラは一時的なものではないか」など、自分が夫からモラハラを受けているかどうか、判断に迷ったり悩んだりする場合は、次の診断項目をチェックしてください。
その結果、一つでも当てはまるものがあれば、あなたはモラハラを受けている可能性が限りなく高いでしょう。つまり、あなたの夫は立派な「モラハラ夫」といえます。
「モラハラかも」と思ったときの対処法3ステップ
「やっぱりモラハラに違いない」「ウチの夫はモラハラ夫だ」と思ったら、迷わず次の3つのステップを実践しましょう。
自分らしく幸せに生きるために、今日からの毎日を変えるための方法です。
◆ステップ1 モラハラ被害にあっていることを自覚する
モラハラの被害にあっている人の多くは、「私が悪い」「私が間違っている」と考えやすい傾向があります。ですが、実際は「あなたはモラハラの被害にあっている」というのが事実です。
事実から目を背けるのではなく、まずは自分が被害者であること。そして、その状況を変えるためにはどうしたらいいかを考えることが必要になります。
また、この段階で「モラハラだと思われる夫の暴言を録音しておく」「自分が傷ついた原因となった夫の言動を日記に書いておく」など、“モラハラの証拠”となる記録をつけておくのもおすすめです。
◆ステップ2 夫と話し合う
モラハラがひどくなる前の段階ですべきことの一つが、「夫と話し合う」ことです。
夫に対してあなたが感じていることを正直に、真摯に打ち明けて「こういうことに傷ついている」「こうしてほしいと思っている」と、自分の感情と夫にしてほしい行動をセットで伝えましょう。自分がモラハラの加害者だと自覚していない夫は、そこで初めて自分が妻を苦しめていたと気がつくこともあります。
ただし、モラハラのレベルが進行している場合、夫が聞く耳を持たず、話し合いが成立しないこともあります。その場合、ステップ3に移行します。
◆ステップ3 専門家やカウンセラーに相談する
夫のモラハラが改善しない場合や、夫との会話が成立しない場合は、早めに離婚問題やモラハラに詳しい専門家やカウンセラーに相談することをおすすめします。
私たち「岡野あつこの離婚相談救急隊」なら、「これはモラハラといえるのか?」といったモラハラに関する疑問を解消することはもちろん、「夫のモラハラをやめさせて、夫婦関係を修復したい」「モラハラ夫と別れて、自分の人生を取り戻したい」というお悩みまで、相談者様にしっかりと向き合って解決に導きます。
問題をひとりで抱えていても苦しみは大きくなるだけです。一刻でも早く心が晴れやかになるよう、親身になってサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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