ペンネーム：yasuyukiさんのお話

義両親と同居しています。
姑はとても気が強く口も悪くて、周りの人から嫌われており、その性格の悪さゆえ噂がたつほどです。
姑は昔、自分の配偶者の親（亡くなって今はいない）と同居していましたが、家から追い出してしまったという経緯があります。

主人は両親と仲が悪く、本当は親との同居を嫌がっているのですが、世間体も気にしているようで、食費以外の生活費を出してもらうこと等で仕方なく納得している感じで嫌々同居（食事は別）しています。

結婚して11年ですが、私はずっと義両親から嫌味を言われ続け、精神的に辛い思いをしてきました。
またその行動や態度もとても耐えがたいもので、最初はかばってくれていた主人自身も疲れてきたのか、喧嘩になり主人との関係がギクシャクしたりも しました。

今まで何度も別居するしないの言い争いになり、手を挙げそうになると義母が泣き落としをする、一旦収まる、またしばらく経つと喧嘩→言い争い→泣き落とし→収まる、の繰り返しです。
正直義母の顔も見たくない、声も聞きたくない状態で、同じ繰り返しは嫌だし、これからのことを考えると涙がでてきます。
主人と離婚したいのではなく、義母との縁を切りたいのです。

でも主人は決断できません。が、私も限界です。
主人と話をしたところ、最終的には、私がもう我慢できないのなら、（離婚も）仕方ないと言います。
義両親が、私たちと別居することをそう簡単に承諾するわけがないし、どんな手を使ってでも阻止しそうな感じです。
なので、別居に踏み切る時は親との絶縁を考えてじゃないと無理な感じです。

子どもが一人いて、私は子どものことを思うと離婚はしたくないのですが、同居していることでストレスがたまり子どもにあたってしまうこともあり、情けないです。
主人も子どものためには離婚はしたくないようですが、別居して今より生活レベルが下がるのは嫌などと言っているのを聞くと、はっきりしない態度に、やっぱり離婚を考えてしまいます。

＜カウンセラーからの回答＞

yasuyukiさんへ

メールを読ませていただいて、大変お悩みの様子が伝わってきました。
結婚して11年間、ほんとによく頑張ってこられましたね。

どんなにいい義両親でも、一つ屋根の下で生活を共にするということは、大変なことです。

ましてや、yasuyukiさんのようなご事情では、毎日、どんなに辛い思いをされてきたことか、想像するだけで胸が詰まる思いがします。

今のような状況の中では、お子さんにとっても幸せな環境とはいえませんね。

一番大切なのは、yasuyukiさんご夫婦とお子さんの生活です。

これ以上どれだけ話し合っても、義両親の性格、態度が大きく変わるということは、難しいと思われます。

ご主人とも、別居について真剣に何度も話し合われたのですね。

その結果、ご主人がどうしても別居には踏み切れない、yasuyukiさんがこれ以上我慢できないのであれば、離婚するしかないと、心底考えていらっしゃるなら、yasuyukiさんも、決断されたほうがいいですね。

しかし、感情だけで、離婚することはお勧めできません。離婚してしまってから、もう一度戻りたいと後悔しても、元に戻ることはできません。
まずは、離婚後の生活について、冷静に考えてみてください。

一番大切なのは、経済的な基盤です。例えば、yasuyukiさんのご実家に戻ることは、可能ですか？
経済的だけでなく、精神的にも援助してもらえる方はいらっしゃいますか？

また、親権、養育費など、離婚に関するさまざまな協議内容についても、相談されたいことがでてくると、思われます。

一度、法律の専門家である弁護士に相談されることをお勧めします。

離婚を決意して、人生をやり直すためには、それだけのパワーも精神的な労力も必要です。

でも、一番大切なことは、yasuyukiさん自身が幸せになることです。

自分自身の人生に悔いを残さないためにも、強い気持ちを持って、頑張ってくださいね！！

応援しています！！

義両親と同居をしているけどうまくいかないパターンは以外と多く、嫁姑問題も少なくありません。

中には「姑の顔も見たくない！」と日々ストレスを抱えて過ごしている方も多いのではないでしょうか。

しかし、一度義両親と同居してしまうと簡単に同居の解消をするのも難しく、相談者様のように夫から離婚を切り出されてしまうケースもあります。

そこで、ここからは以下について詳しく掘り下げていきます。

• ・日本の離婚件数と同居家庭の離婚件数について
• ・同居がもたらす典型的なトラブル5選
• ・義両親との同居は離婚理由として認められるか
• ・義両親との別居を実現する具体ステップ

１、同居している家庭の離婚の実態について

現在、日本では毎年多くの夫婦が離婚をし別々の道を歩む選択をしています。

厚生労働省の令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数）の概況によると令和5年度では18万3808組の夫婦が離婚しています。

また、その中でも同居している家庭の離婚件数は、なんと16万9493組にものぼるのです。

ちなみに、一番離婚件数が多い同居期間は結婚から5年未満、次いで多いのは結婚から20年以上経過している家庭でした。いわゆる熟年離婚が多いということが伺えます。

こちらのデータを参考にすると、同居をしている多くの方が義両親とは断言できませんが、多くのストレスを抱え離婚に踏み切ったのではないかと考えられます。

今現在、義両親と別居したいと考えている方や義両親と同居しているから離婚したいと考えている方は同じ悩みを抱えている仲間がたくさんいるということを知っていただきたいと思います。

あなたは一人ではありません。

２、同居がもたらす典型的なトラブル５選

義両親との同居は、うまい関係性ができている場合は家計や子育てにおいて支えになる一方ですが、そうでない場合は夫婦関係や精神的なストレスの原因になってしまいます。同居でよく起こる典型的なトラブルは、以下の5つです。

• ・家事・育児への過干渉
• ・生活リズムや価値観の違い
• ・プライバシーの欠如
• ・介護問題の押しつけ
• ・金銭トラブル・生活費の負担感

同じ家に2家族が住むというのは、プライバシーの問題や金銭面でもトラブルが別居している家庭と比べてもトラブルになりやすいでしょう。

（１） 家事・育児への過干渉

義母が家事や育児に介入し、妻の自由や自尊心が損なわれるケースは非常に多く見られます。

「こうしなきゃダメ」「昔はこうだった」といった口出しが積み重なることで、妻が精神的に追い詰められてしまうケースは少なくありません。

（２）生活リズムや価値観の違い

同居すると、一つ屋根の下で複数世帯が生活するため、食事時間や掃除、就寝時間など生活習慣の違いがストレスの原因に。

特に世代間で価値観が異なると、「なぜそんなことで怒るの？」といった摩擦が日常的に起こります。

ご自身が自分のプライベートを大切にするタイプであればあるほど、義両親との同居はストレスが溜まりやすくなるでしょう。

（３）プライバシーの欠如

個室があっても家の中で常に誰かがいるという環境は、気を使う場面が増えます。

トイレやお風呂などのタイミングが被ったり、家電などの使い方ひとつでも気になる方は気になります。

信頼しているパートナーであれば、都度伝えれば済む問題も、義両親となると伝えられず心の中でモヤモヤしてしまう方も多いのではないでしょうか？

また、夫婦の時間や個人の時間が確保しにくくなる傾向が強いため、夫婦関係の距離が生まれてしまうケースも。

（４）介護問題の押しつけ

義両親が高齢になると、介護の負担が妻に偏りがちです。

もともと同居に反対だった妻が、介護まで任されるようになれば、不満は大きくなり、「離婚したい」という思いを抱くのも不思議ではありません。

介護をいったん引き受けてしまうと休みが無くなってしまい、心身ともに疲弊してしまう方が多くなる傾向にあります。

（５）金銭トラブル・生活費の負担感

義実家との同居で問題になるのが、生活費の分担や経済的依存です。

義両親が収入なしの場合、全額を夫婦が負担することになり、不公平感から不満が募る場合も。

家事の大半を妻が引き受け、生活費も夫婦が出しているパターンは、妻に対する負担が大きすぎるため、不満を抱えるのも無理はありません。

３、義両親との同居は離婚理由として認められるか

義両親との同居が原因でストレスを抱え、「離婚したい」と考える人は少なくありません。しかし、法律上、義両親との同居そのものが明確な「離婚理由」として認められるわけではありません。

日本の民法第770条では、「婚姻を継続し難い重大な事由」が離婚の法的根拠として定められており、義両親との不和もその一例として扱われることがあります。

たとえば、以下に該当し精神的苦痛を受けている場合、証明ができれば離婚の理由として成立する可能性があります。

• ・義母または義両親からの執拗な干渉や暴言
• ・介護の強要
• ・生活空間の過度な干渉
•  

重要なのは、「単なる不満」ではなく、結婚生活が破綻していることを裏付ける証拠や記録があるかどうかです。

また、裁判離婚ではなく協議離婚の場合、両者の合意さえあれば義両親との同居を理由に離婚することはもちろん可能です。

そのためには、まず配偶者との十分な話し合いが必要不可欠です。

感情的な対立になる前に、第三者や弁護士を交えた冷静な対話の場を持つことが、円満な解決への第一歩となります。

４、義両親との別居を実現する具体ステップ

義両親との同居を解消するステップは、以下の7つです。

• 1．現状のストレスや悩みを整理する
• 2．配偶者（主に夫）と冷静に話し合う
• 3．別居の理由と希望を具体的に伝える
• 4．配偶者から義両親へ説明してもらう
• 5．新しい住居や生活費などの現実的な準備を進める
• 6．義両親に対する伝え方を工夫する
• 7．第三者（カウンセラー・弁護士など）への相談を検討

同居を解消したいと考えてから、実際に同居を解消するまでの期間は家庭によってバラバラですが、長いと年単位で時間がかかってしまう可能性があります。

しかし、ここで折れてしまったら我慢の生活が続くか、不本意な離婚を検討せざるをおえません。

もし、同居の解消を今から検討する方はパートナーと話し合って順序を立てて行動することをおすすめします。

今回の相談者様は、夫と何度も話し合いを重ね、その結果夫のほうから【離婚も仕方ない】と言われてしまいました。この場合は専門のカウンセラーに相談してみるのをおすすめします。

知識と経験が豊富な当サロンカウンセラーが、あなたの本当の幸せとは何か？を一緒に考えてまいります。

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