岡野あつこの離婚相談救急隊®︎

【メール相談】離婚か修復か

相談内容

昨年秋、主人から離婚して欲しいと言われました。

同時に主人は仕事を辞め、精神崩壊し、うつ病になり、「今度は手が出てもおかしくない」と暴言をあびせられました。

私は怖くなり、主人が転職するタイミングで主人が出ていく形で別居中です。



主人が離婚と言い出したのは、私の主人への愛情や思いやりが感じられない、私から自分の存在を無視されているようで辛いということです。

自分に興味を持って欲しいと、それができないなら離婚だという意向です。



私も、これまでの主人の考え方や言動が信頼できなくなり、恐怖も覚え離婚を承諾したのですが、今回、主人は死を口にするようにもなり、どうしたら良いのかわかりません。

心療内科に行ったようですが、薬は飲むのが怖いと飲んでないようです。

小学生の息子もおり、そんな父親でもいた方がいいのか、離婚して母子家庭で生きていくべきか、私も1度離婚を決意しても、考えが揺らいでしまい決断できません。



再構築するなら私が主人の機嫌を取りながら我慢して生きていくしかないと思います。主人の性格や気質はそうそう変わらないと思うので。

私もコミュニケーションが苦手で、人に弱みを見せない、甘えられないというところが欠点だと気付いたのですが、今後、子供のためにもどうすべきか、ご相談しました。

アドバイス

お子様もいらっしゃるとどうしていいのか色々と不安になりますよね。

今まで一人で辛い思いをたくさんして来たことでしょう。よくわかります。



あなたの問題は離婚して欲しいと言われ別居中だが、考えが揺らいでしまい決断できない。

再構築するために夫の機嫌を取って我慢して生きて行きくことはしたくないが、母子家庭で生きて行くことにも決心がつかず悩んでいる、ということですね。



現在別居中とのことですが、この先離婚がいいのか、修復がいいのか難しいですよね。

では少し整理して考えてみましょう。

現在は息子さんと二人で生活をされているとのこと。

今夫はどこに住んでいるのでしょうか。別居している家の家賃は発生しているのでしょうか。

お子様と二人の生活費や家賃(ローンあり?ローンなし?)などはどうされているんでしょうか?

あなたはお仕事をされているのでしょうか?

ご実家に戻ることは可能なのでしょうか?



このメールだけですと詳細が不明でございまして、的確なアドバイスが難しいところがございます。

申し訳ございませんが、ある程度は推測になってしまう旨、ご了承くださいませ。



もし、あなたにある程度の収入があり、家賃がない(ローンは夫が払ってくれる)環境、
もしくはご実家に戻ることが可能で生活費もご実家で協力して貰える、という状況であれば、離婚はどうにか可能であると思われます。

ただし、夫から家賃の支払いが見込めない(家のローンがありローンが二人の名義になっている)、

あなたが仕事をされていない、

ご実家に戻ることはできない、

という状況であれば、離婚はするべきではないと思われます。あくまでもこれはお金と住むところだけをみた話です。

人間が生活するためにはお金が絶対に必要ですし、住むところがなければ生活できませんからね。



離婚をしてしまうと養育費はもらえますが、生活費は夫からもらうことができません。

離婚をしていないのであれば婚姻費用と言われる生活費をもらうことができます。

たとえ別居していてもこの婚姻費用は請求できます。

お金の部分だけを考えてみても、あなたにとってどちらが良いのか、ある程度見えて来るのではないかと思いますので、現実的によく考えてみてください。



では、気持ちの部分ではどうでしょうか。

あなたは一度離婚を決心していると書かれておりますが、現在考えが揺らいでいらっしゃるんですね。

考えが揺らいでいるのであればやめましょう。まだ離婚はしない方がいいと思います。

その状態で離婚をしてしまった場合、後悔をすることになりかねないからです。

揺ぎ無い気持ちで「絶対離婚する」とならなければ、離婚はお勧めいたしません。

そして、小学生のお子様もいらっしゃいます。

今は離婚はせず、修復に向け、できることをやってお互いに努力をする。

どうしてもダメだと思った時に離婚を考えても遅くないと思います。



では修復に向けどうしたらいいのか、ということですが。

修復するためにあなたが夫の機嫌を取り続け、我慢をしなくてはいけない生活などよくありません。

夫の性格や気質はそうそう変わらないと思っているようですが、変えていかないといけないのです。



夫が離婚を言ってきた理由はなんでしょうか。

・自分への愛情や思いやりが感じられない

・自分の存在を無視されているようで辛い

・自分に興味を持って欲しい

と書いてあります。

もっと愛して!もっと興味を持って!もっと気にしてーーー俺に!!ってことなんです。

子供と同じです。男は基本的に甘えたがりで寂しがりなんです。



でもあなたは恐らくわかっていましたよね。

このメールの内容を見てそのことをわかっているんだろうな、と感じました。

夫がずっと寂しい思いをしていたこと。自分に目を向けてほしいと思っていること。

でもあなたの目は夫ではなく子供に向いている。

その寂しい気持ちの裏返しで暴言を吐いたり、機嫌が悪かったり、離婚したいと言っている、ということを。

しかし、あなたは夫の暴言を恐怖に感じていたことで、あえて夫に歩み寄ることをして来なかったのではないでしょうか。



あなたは夫のお母さんではないんですから。

息子を育て、家事をして、夫にばかりかまっている訳にはいきませんよね。

とてもよくわかります。



しかしせっかくメールをくださったのですから、このタイミングで変えていきましょう。

夫の性格や気質は変わらないと思っているようですが、確かにそんなにすぐには変わらないと思います。

でも、それでも変えていかないとうまく生活はできませんし、家族みんなが幸せにならないのです。



では夫を変えるためには、どうすればいいでしょうか。

とても難しいかもしれませんが、あなたが変わらないといけません。

夫婦はどちらかだけが変わればいいのではないのです。

二人で変わらないといけないのです。



しかし、このメールはあなたが出してくださいました。

残念ながら、今、私がアドバイスできるのはあなただけです。

「相手を変えたいのであれば、まず自分から」というアドバイスを私どもはよくさせていただいております。

自分が変われば、必ず相手の態度にも変化があります。

まずはあなたが変わっていくことで、間接的に夫を変えることに繋がります。



そこで考えることは、夫の病気についてです。

精神科を受診されたようですが薬を飲んでいないとのこと。

うつ病の場合、薬を飲まないと自然治癒することはないと言われているようです。

ですので、今後の家族の幸せのためには夫の病気が大きく関わることになるはずですので、再度受診をしてもらい、薬をきちんと飲んでもらうようにあなたもご一緒に関わっていきましょう。

別居をしたままでいいので、一緒に病院に行ってみてはどうでしょうか?

夫に対して興味がある、という気持ちの表しです。

夫が壊れてしまえば、そのうち仕事ができなくなり、収入がなくなってしまう可能性もあります。

他人事として捉えないで、そっくりそのまま自分たち親子にも影響される事と理解すればできると思います。



病気が良くなったら一緒にまた住もう、という希望を提示し、薬はそのためにもちゃんと毎日飲まないといけないんだと、説明してあげてください。

うつ病は、細かい作業や毎日やる規則性のあることができなくなる場合もあるそうです。

サプリケースなど使用してみたりして、1回分の薬を分けてあげたり、飲み忘れがなくなるようわかりやすく置いておいたり、あなたが夫の病気に関心を持っている態度を表すのは、病気に対しても夫の気持ちに対しても効果的だと思われます。



せっかく結婚をしてお子様にも恵まれたのですから、家族全員で協力していくことは、きっとお子様にとっても良い影響があると思います。

うつ病は心の病気なので、見た目にはあまり変化がなくてもレッキとした病気です。

病人を労わる気持ちを持ってあなたが接すれば、自分に対して愛情がないというような思いはなくなるのではないでしょうか。



しかも素晴らしいことに、あなたは、ご自身のことをすでに分析されていますよね。

コミュニケーションが苦手で、人に弱みを見せない、甘えられないというところが欠点、と。

私もそうですが、人に弱いところを見せられないのは本当に辛いですよね。

あまり辛くなさそうに思われがちですが、本人にとっては甘えられない辛さ、頼れない苦しさがあります。

でもこれが欠点だと認識する素晴らしい心を、あなた自身お持ちでいらっしゃいます。

ですので、きっとあなたならできるのではないかと思いアドバイスいたしました。



自分の気持ちで夫に寄り添うことが難しいのであれば、息子さんのためと思ってやってみてください。

それでも難しいのであれば、私どもが夫のカウンセリングをすることも可能ですので面談にいらしてくださっても良いです。

もちろん、あなたが面談にいらっしゃって、もう少し詳しくお話を伺い的確なアドバイスをさせていただくことも可能です。

ベテランのカウンセラーも多数おりますので、是非ご検討してみてください。



私どもはどんな状況であってもあなたの味方でございます。

応援しておりますので、まずは一緒に病院へ行ってみて、一歩を踏み出してみてください。

がんばってくださいね!

辛い状況の中、メールを下さりありがとうございました。

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