岡野あつこの離婚相談救急隊®︎

【メール相談】1年間の無断外泊を離婚事由に出来るか

相談内容

43歳男性 離婚したいです。

配偶者が約1年ほぼ毎週土日に無断外泊してました。色々な理由を言ってますが、どれも不明瞭です。ただし、不貞行為の証拠はありません。

金銭的な協力もなく働けるのに無職で私名義のカードで不足を補填してます。

財産分与しても、マイナス財産が多く私名義の負債だけ残ります。

こんな状況だと養育費の減免も可能ですか?親権も争いたいですが物理的に私が育てるのはかなり厳しそうです。上の子は成人してます。下は14歳です。 



質問①1年の無断外泊を事由に離婚請求をできるかどうか。

何も証拠はないですが、慰謝料は請求できるかどうか。

質問②財産分与後の借金負担を理由に養育費を減免できるか。



よろしくお願いします。


アドバイス

はっきりとした理由を言わない妻に不信感を持ってしまうのも無理ありません。

怒りや呆れ、悲しみ、迷い、色々な感情を1年間味わってきたことでしょう。

本当に大変でしたね。



あなたの問題は、離婚したいが1年の無断外泊を理由に離婚請求ができるかどうか。

不貞の証拠はないが、慰謝料の請求ができるのかどうか。

財産分与後の借金負担を理由に養育費を減額できるかどうかで悩んでいることですね。



あなたは妻に未練はなく、きっぱりと離婚がしたいということで気持ちは固まっているのでしょうか。

少しでも迷いがあり修復の可能性があれば、修復をおすすめ致します。

再度ご自身でご検討いただければと思います。

ただ、今回のこのメールからは修復したい気持ちを伺えませんでしたので、離婚をしたいという内容でお話させていただきます。



まず、妻が1年の間、土日に無断外泊をしているとのことですが、あなたは男がいるのではないかと疑っているのですね。

たとえ無断外泊が年に数回あるだけでも男を疑うものですが、ほぼ毎週となると可能性は極めて高いと思います。

しかし証拠が何もないとのこと。



webで検索していただくと出て来ますので引用させていただきます。

離婚の訴えを起こすことができる理由として、

1 配偶者に不貞な行為があったとき。

2 配偶者から悪意で遺棄されたとき。

3 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。

4 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。

5 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。



この内容の1=これが不貞です。つまり浮気をしたり男がいたりというところにあたります。

ただしこの場合はどんな言い訳もできない「セックスをしたであろう証拠」が必要になります。



2は病気で死にそうな時に何もしないで放置した、みたいな意味です。

3は3年以上失踪していて生死が不明、4は精神病で会話もうまくできない、みたいな意味です。



それでは5の「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」これは何かというと、性格の不一致、価値観の違い、セックスレス、嫁姑問題、借金問題、DV、夫婦としての義務を怠った・・・ここにセックスレスも含まれますが、例えば、子供の世話をしない、家事をしない、お金を入れない、帰ってこない、会話をしない等よくある離婚の理由がだいたいここの5に収まります。



あなたの妻の現在の状況としては極めて怪しい状況と言えますが、残念ながら証拠がない限り1の不貞には該当せず、毎週の無断外泊を離婚理由にすることは可能ですが、5のその他婚姻を継続し難い重大な事由に相当します。



また慰謝料を請求したいとのことですが・・

慰謝料が発生する離婚は最近では浮気かDVくらいと言われているようで、精神的苦痛などでは慰謝料はほとんど期待できないようです。

裁判になった場合、慰謝料は最大で300万くらいと言われているようで、よく見る芸能人のような何千万円という数字はほぼないようです。

あなたが慰謝料をどのくらい希望しているのかは分かりませんが、現在の状況で慰謝料を請求することは残念ながら難しい状況と言えます。



では、慰謝料を請求できる離婚をするためにはどうしたらいいのか。

先の内容からもお分かりかと思いますが、きちんとした不貞の証拠を押さえる以外ありません。

これだけ週末ごとに外泊をしているのであれば、証拠を押さえられる可能性があります。

もちろん調査をするとなるとそれなりにお金がかかるとは思いますが、その分、きちんとした証拠が押さえられれば希望に近い離婚ができる可能性は高くなります。



証拠を押さえた場合、相手からの離婚請求は認められなくなるので、離婚しないことも可能ですし、離婚する際はあなたの有利な条件ですることも可能です。

どっちにしても証拠さえ押さえておけば、あなたがすべての鍵を握る状態となり有利です。



ただメールに書かれている内容での話となりますので、実際どうかという点については、状況や詳細が書かれている以上には分からず、この内容も確実とは言えませんので、もしよろしければ一度面談に来ていただけないでしょうか?

より詳しくご相談にも乗れますし、今後の作戦を練ることもできます。ご検討いただければと思います。



カードの件は、これ以上カードを使用されたくないのであれば、カードを止めてしまってもいいのではないでしょうか。

カード会社に紛失届けを出し、一旦止めてもらいます。

新しいカードを発行してもらえば、妻はもう今の夫名義のカードを利用することはできません。

その際は自宅にカードを郵送するのではなく、会社宛に送付していただければ妻に見つかることはないと思います。

カードが使えなくなったと妻から申告があれば、上限超えてしまって止められている等、
適当なことを言っても、妻名義ではないので調べることはできないでしょう。



養育費の減額は、支払う側の年収が減った際に認められるようで、残念ながら借金があるからといって減額することは難しいようです。



1年も週末無断外泊する妻とは、あなたが有利に離婚をしてもらいたいと私は思っております。

何度も申し上げて申し訳ございませんが、どうしてもメールでは的確なアドバイスが難しいため、面談にいらしていただけることをお待ちしております。

私どもはいつでもあなたの味方でございます。常に応援しておりますので、がんばってください。




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