
若い夫婦に急増中!20代30代のモラハラ問題とは?夫婦カウンセリングの第一人者が徹底解説
近年、20代・30代の若い夫婦間で増えている“モラハラ”問題。
その背景や特徴は、熟年夫婦とは異なる傾向があります。
今回は、夫婦カウンセラーとして35,000件以上の相談を受けてきた私が、若年層に特有のモラハラの実態とその対処法について詳しく解説します。
1. 若い世代のモラハラは陰湿!?SNSとスマホが生む監視型モラハラ
デジタルツールによるプライバシーの侵害
20〜30代の夫婦に多いのは、スマホやSNSを使った相手の“監視”です。
例えば相手のLINEなどを見たり、勝手に使ってしまうという人もいます。また、行動履歴をアプリで把握するなど、自分のパートナーの行動を監視するというようなことも。
現在も、色々なアプリが発達しており、それらを駆使してスマホでチェックするというようなことも増えてきています。
LINE、Instagram、フェイスブックなど、たくさんありますが、SNSをチェックしたりというのは、若い年代では皆さんが当たり前のようにできる印象です。若い頃からSNS時代を生きてきてきたというのもあり、駆使できてしまう人が多いのでしょう。
また、それに付随した「匂わせ」などもトラブルの原因になったりします。
そういうことをキッカケに、とにかくモラハラチックに責めて責めて責めまくる、どこにいっていたのか監視する、質問攻めにする、などが起きています。
問題点として、若い世代はデジタルツールに慣れている分、パートナーのスマホを無意識に操作することに抵抗がない人も多く見られること。しかし、その行動が相手の信頼を損ね、精神的な圧力となっていくのです。
日常の中で繰り返される小さな「束縛」や「干渉」が積み重なり、いつの間にかモラハラの構造ができあがってしまうケースは少なくありません。最低限のプライバシーは夫婦間でも守られるべきだという感覚を持つべきです。
若い世代のモラハラは不安と自信のなさが原因
「浮気されるのでは?」「離婚を切り出されるのでは?」という不安から、パートナーを過剰にコントロールしようとする心理が、モラハラを引き起こしているケースも少なくありません。
このような背景には、自分に自信が持てない、自分は愛されていないのではないかという深層心理が隠れている場合が多くあります。
逆に、結婚生活何十年みたいな熟年になると、「なんだかんだで、もうこいつは出て行かないだろう」「相手は離婚しないだろう」という変な自信がある場合があります。
でも若い夫婦の場合、「いつ何時浮気するかもしれない」とか「いつか出てくかもしれない」という不安からで逆に必要なモラハラになってしまう場合もあったりします。こうしたケースは若い人特有だと思います。
モラハラをする側も実は孤独で、愛情を求めているという事実に目を向けることが、問題解決の第一歩となるかもしれません。
2.共働き夫婦が抱える“当たり前”のズレ
家事・育児の分担で起こる新たな摩擦
共働きが当たり前の若い夫婦にとって、家事・育児は協力して当たり前。しかし、いまだに「家事は女性の仕事」と思い込んでいる男性もおり、役割分担の意識にズレがあるとモラハラの引き金になります。
このズレは「当たり前の感覚」の違いに起因しています。女性側が「2人の子どもだから育児も当然2人で」と考えていても、男性側は「仕事してるんだから自分の負担は少なくて当然」と思い込んでしまっている。このような認識のギャップが、相手への不満や怒りとなり、モラハラ的な発言や態度に繋がっていくのです。
男性の「父性」が育ちにくい背景
妊娠中の女性はホルモンの影響で自然と母性が芽生えますが、男性は父性の実感が遅れがち。育児や家事に関わる準備ができていないまま、父親になることへのギャップに戸惑い、逃避や攻撃に走ってしまうケースもあるのです。
「子どもが生まれても実感が湧かない」「どう関わっていいかわからない」と戸惑う男性は少なくありません。そんな中で妻から「やって当然」と言われると、男性は自分の存在が否定されたように感じ、防衛的な言動に出てしまうことも。その結果、言葉の暴力や無関心という形でモラハラが生まれてしまいます。
3. 社会進出と時代に比例した“女性のモラハラ”も増加中
社会進出と強くなった女性の自己主張
現代の若い女性は、かつての“我慢する時代”とは異なり、自己主張が強くなっています。男女平等意識の高まりの中で、「これは当たり前」と思っていることを遠慮なく言葉にするようになり、それが結果的に男性にとってモラハラに感じられることも。
これは決して女性が悪いということではなく、時代が女性に対して“強さ”や“自立”を求めるようになった結果でもあります。実際に、男女平等の中で戦っているのですから当然と言えば当然。
ただし、その言葉が一方的になりすぎると、パートナーを傷つけ、家庭内で精神的な負荷を与える可能性があるという点には注意が必要です。
それでも家事育児は女性に負担がかかっている
しかし現実には、家庭内における家事・育児の負担が依然として女性に偏っているケースが少なくありません。共働き世帯が一般的になった今でも、「家事は女性がやるもの」「育児は母親が中心」という無意識の価値観が根強く残っており、仕事と家庭の両立に苦しむ女性が多く存在します。
男性側が「手伝う」感覚で関わることで、結果的に責任の重さが女性に集中してしまうのです。こうした不均衡は、夫婦間の摩擦やモラハラにもつながる要因となっており、真の意味での“平等な関係”を築くためには、家事・育児に対する意識改革と実践的な分担が必要とされています。
4. 仕事や給料が起因して起こるモラハラの連鎖
職場でのストレスが家庭に波及
夫が若年層の場合、職場で上司からパワハラを受けており、家庭でそのストレスを発散する形でモラハラ行動を取ってしまうケースもあります。上司には言い返せなくても、家庭では強く出てしまうという構造が問題を複雑化させます。
このようなケースでは、家庭が“心の逃げ場”になっていないどころか、さらに緊張感を生む場になってしまいます。根本的な原因は外にあるにもかかわらず、それを家庭内で爆発させることで夫婦関係はさらに悪化。早期に問題を整理し、適切なストレスマネジメントが必要です。
経済的なモラハラも問題に
夫が無自覚に発する「俺の金で生活できてるんだ」という言葉は、妻にとっては“価値を否定された”と感じる一撃となり、経済的に支えていることを優位性として誇示する態度は、家庭内の信頼関係を壊し、心の距離を大きく広げてしまいます。
こんなセリフは昭和生まれの年寄りしか言わないと思ったら大間違いで、若い方も言ってしまう恐れは十分にあります。
そして、若い世代でも、この発言には複数の問題点があることを知っておくべきです。
まず、背景には、男女の賃金格差や育児・家事を前提とした女性の雇用慣行、扶養制度など社会構造の問題があります。男性の方が高収入であることが多い現実の中、「俺の稼ぎで生活している」といった感覚や発言は夫婦間において、一方に精神的苦痛を与える重大なハラスメントであり、次のような攻撃性を持ちます。
まず、家事や育児といった“無償労働”を正当な価値として認めていない点。次に、経済的に優位な立場を利用してパートナーを支配しようとする力関係が生まれる点。そして、相手の尊厳や自己肯定感を損ない、精神的ダメージを与える点です。
夫婦は本来対等なパートナーであり、収入の有無にかかわらず互いを尊重し合う姿勢が必要です。
モラハラは“密室”で起きる!その問題の深さを知ろう
モラハラが起きると、日々の生活そのものが「安全な場所」ではなくなってしまいます。本来であれば心休まるはずの家庭が、常に緊張を強いられる空間になり、心身ともに消耗していきます。
初めての結婚に、共同生活だからこそ、気を付けたいことを最後にお伝えします。
証拠がないからこそ気づきにくくエスカレートしやすい
モラハラは身体的暴力と違い、傷が残らないため周囲から気づかれにくいという問題があります。
物理的にも家庭内で起きている=外から見えないため、周囲が異変に気づいても第三者の介入やサポートが難しくなります。
それに加え、誰にも見られず、止められない環境だからこそ、加害者は安心してモラハラを続けてしまいまい、言動がどんどんエスカレートしていきます。
被害者が自分を責めやすい
加害者からの言葉や態度によって「自分が悪いのでは」と思い込み、自己肯定感が下がり、問題を問題として認識できなくなる傾向があります。密室で起きることで、被害者は外部と接触する機会が減り、相談や逃げ道を見つけにくくなるため、モラハラの連鎖が続いてしまいます。
「言葉だけだから」「殴られているわけではないから」と我慢を続ける人が多いですが、それが心の病に繋がることもあります。誰にも見えない、理解されない苦しみだからこそ、専門家の手を借りて客観的に現状を見つめることが大切です。
このように「密室性」は、被害の深刻化・長期化の大きな要因となります。だからこそ、モラハラは早期発見と外部とのつながりが重要です。
モラハラ解決にはカウンセラーが最適
弁護士よりも“心”に寄り添う支援を
モラハラは、裁判や弁護士の前に、まず心のケアとコミュニケーションの再構築が求められる問題です。第三者としてカウンセラーが間に入り、双方の気持ちを丁寧に聞き取り、解決への糸口を探ります。
カウンセラーは中立の立場から、どちらが悪いという判断をするのではなく、双方の思いを“通訳”する役割を担います。ときには、モラハラをしている側の「心の叫び」を理解し、適切に伝えることで、関係修復が一気に進むケースもあります。
離婚ではなく“修復”という選択肢も
「離婚しかない」と思い込まずに、「まだ好き」「変わってほしい」と願う気持ちがあるなら、専門家と一緒に関係修復を目指す選択もあります。離婚する前に、できることはたくさんあるのです。
モラハラという言葉だけに囚われず、「なぜこうなってしまったのか」「どうしたら変えられるのか」を一緒に考えていくことが、真の意味での“解決”に繋がります。
若い世代の夫婦は、SNS・家事育児・経済問題など新しい形のストレスを抱えています。その中でモラハラに発展してしまうケースも増えていますが、互いに気づき、向き合うことで解決への道は開かれます。
モラハラの問題に悩んだときは、まずカウンセラーに相談することが大切です。離婚ではなく、“夫婦の再構築”という未来も選べるように、早めの一歩を踏み出してみてください。
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