
妻からモラハラを受けていると夫が言えない10の理由【防衛力チェック&予防リスト付き】
「妻の言動がつらいけれど、誰にも言えない」
「自分が悪いのかもしれない」
モラハラは言葉の暴力、無視、精神的虐待、生活費を入れない等、男性から女性に対しての行為が話題になることが多いですが、一方で「女性にモラハラを受けて苦しむ男性」もいます。
実は、夫が妻からモラハラ(モラルハラスメント)を受けていても、それを人に相談できない男性は少なくありません。さまざまな理由が重なり、誰にも打ち明けられず一人で苦しんでしまう方もいます。
この記事では、「言えない背景」を10の視点から整理し、自分を守るための防衛力チェックリストと、具体的な予防対策もあわせてご紹介します。
モラハラに“気づくこと”が、あなたの人生を守る第一歩になるかもしれません。
夫が妻からモラハラを受けていると言いにくい理由
夫は、妻側からのモラハラを我慢しがちです。 夫が妻にモラハラを受けていることを言えない理由が様々ですが、主に以下のようなケースが考えられます。
①「男のくせに」と言われそうで恥ずかしい
まず、女性からモラハラされていることが恥ずかしくて言えないという理由です。 性別による決めつけは「ジェンダーバイアス」「アンコンシャス・バイアス」等性別に基づく役割を押し付けるものとして、現在では否定されていますが、実際はまだ根強く、モラハラにおいても、「男なのに奥さんにそんなひどいことをされていてるの?」「それで平気なのか?」等「男のくせに」という見方をされてしまいます。
②会社や職場に逃げやすい
夫の逃げ方として、会社や仕事場に行ってしまえば家庭にいるのは朝晩のみ。 物理的に逃げてモラハラを避ける方法を取る男性がいます。 夫にとっては、家の居心地が悪く、心も休まらないため、家に帰りたくなくなっているのです。しかし、②はその行動がさらに妻の怒りを増長させることが多々あります。 夫は外でストレス発散できるのに、妻は家で家事育児に翻弄され、友達もおらずストレス発散しにくいのです。そうなってくると、夫に当たるしかないということになります。
➂プライドが邪魔をしてしまう
普段、人から「優しそう」「理想の家庭」と言われてきた男性は、今さら相談しにくいと思っています。仕事では認められていても、家庭のこととなると「うまくいってない」と認める、周りに思われるのが怖いというプライドもあります。
また、逃げたら負けという価値観から、「夫として耐えるべき」「ここで逃げたら、もう立ち直れない」と自分に言い聞かせていたり、男性が「家庭から逃げる」と、無責任な印象を持たれやすいというプレッシャーを抱いていることも。
④ 「大したことじゃない」と自分に言い聞かせてしまう
実際は深く傷ついていても、「これくらい、どこの家庭でもあるよな」と感情を押し込めている男性もいます。また、慣れすぎて「苦しみの感覚」がマヒしていることも。
⑤「周囲に信じてもらえない」恐怖
妻が外面が良かったり、周囲では良い妻に見られていると、「奥さん優しそうだけど本当に?」と自分が疑われる恐れがあり、言い出せない夫がいます。女性から男性へのモラハラは、軽視されやすい傾向があります。
⑥モラハラだと気づいていない(正常化)/「自分が悪い」と思い込む(刷り込み洗脳)
結婚生活の中で徐々にエスカレートしていくと、それが「当たり前」になってしまったり、「どの家庭もこんなもんでしょ?」と、自分の苦しさに麻痺している状態。また、妻から日常的に責められていると、「自分がダメだから怒らせる」と思い込むようになっていることがあります。または、繰り返される否定や非難によって、自信や自己評価が極端に下がっている状態(=精神的支配)の可能性もあります。
⑦「離婚」や「子どもへの影響」が怖い
特に子どもが小さいうちは、親権は母親側に渡るケースが多く、「ここで関係を壊したら、子どもに会えなくなるかも」と思い、踏み出せないことがあります。また、経済的に優位そうな夫側でも、養育費・慰謝料などを恐れて身動きが取れなかったり、「経済的に一人では不安」「別れる勇気がない」など、たとえ辛くても“現状維持”を選ばざるを得ないケースもあります。
⑧ 男性向けの相談窓口や支援が少ない
モラハラ含むハラスメントやDV窓口などは、「女性が被害者」という前提で作られている制度が多く、男性側は頼れる公的機関がないと感じたり、「自分の居場所がない」と感じてしまいがちです。男性同士の会話でも、「それはお前が悪いんじゃない?」と片付けられやすい傾向があります。
⑨愛しているからこそ、悪く言いたくないという葛藤
妻に対する情が残っており、「人に話すことで彼女を悪者にしたくない」と思っている場合があります。同時に、「まだ関係を修復できるかもしれない」と希望を捨てきれない夫も多いです。
⑩妻にバレたら報復されるという恐れ
「相談してたことがバレたらもっとひどくなるかもしれない」という心理的恐怖があります。モラハラ妻は、人をコントロールする力に長けており、このような恐怖で洗脳している可能性もあります。
夫側がモラハラを受けないための予防リスト(20項目)
では、そのような状況になりやすい夫が、まず自分でできる対策はないのか考えてみましょう。
モラハラを「受けないための予防」は、相手を変えるのではなく、自分の境界線(バウンダリー)を守ることに重点が置かれます。 以下は、夫側がモラハラを受けないためにできる予防リストです。
ご自身に当てはまるものをチェックして、今の状態やご自身の自己防衛力を確認してみましょう。
【自己防衛・セルフケア編】
- □ 妻の言動に違和感やストレスを感じたとき、自分の気持ちを否定せずに受け止めている
- □ 「自分が悪いに違いない」と一方的に責任を背負わないように意識している
- □ 妻の機嫌に振り回されすぎず、自分の感情を大切にしている
- □ 精神的につらいと感じたとき、1人で抱え込まずに信頼できる人や専門家に相談できている
- □ 妻からの言葉や態度が「傷つける目的なのか」を冷静に判断する視点を持っている
- □ 自分にとっての「限界ライン(我慢できること・できないこと)」を知っている
- □ 妻の攻撃的な言動に対し、沈黙や服従で対応せず、適切に距離を取るようにしている
【境界線の明確化編】
- □ 「嫌なことは嫌」と明確に言える勇気を持っている
- □ 無理な要求や人格否定に対しては、きちんと線引きできている
- □ 妻の怒りや責任転嫁に過剰に付き合いすぎていない
- □ モラハラ的な発言に対して「それはひどいよ」「今の言い方は傷つく」と返せている
- □ 「対等な関係が大前提」であることを意識して関わっている
- □ 妻の言動が明らかにおかしいときは、正面からではなく“上手にかわす技術”を持っている
【情報・準備編】
- □ モラハラの定義や特徴について基本的な知識を持っている
- □ 妻の言動を冷静に記録・メモしておく習慣がある(証拠として)
- □ 自分の身を守るための選択肢(実家への一時避難、別居、相談機関など)を把握している
- □ カウンセリングや夫婦問題の専門機関について情報を持っている
- □ いざというときのために、信頼できる相談相手(友人・親族・弁護士など)がいる
【心の持ち方編】
- □ 「自分を守ることは逃げではなく、正当な権利だ」と理解している
- □ 「妻だからといって何をされても我慢しなければいけない」という思い込みを手放している
【妻からのモラハラにお悩みの方】は、あわせて以下の記事もお読みください。
“あなたのモラハラ防衛力”判定目安
チェック数の結果を参考に、ご自身の兆候を改めて確認してみてください。
- 0〜5個:モラハラの被害を受けやすい状態かも。自己防衛力の強化が必要
- 6〜14個:意識はできているが、具体的な対応力がもっと必要
- 15個以上:良好な自己防衛力あり。今後も境界線を意識して生活を
※こちらはあくまでセルフチェックによる参考結果になります。心身の負担等が現れている場合は、専門機関へのご相談をおすすめします。
離婚・夫婦修復のお悩み
ひとりで悩まずお気軽にご相談ください
受付時間 10:00~18:00(土日祝も受付)
妻からモラハラを受けないために大事な「3つの力」
妻からモラハラを受けないためには、「気づく力」「拒否する力」「助けを求める力」の3つが重要です。
- 気づく力:これってモラハラ?と自分の感覚に気づく力
- 拒否する力:イヤなものに「NO」を出せる自己主張力
- 助けを求める力:誰かに頼る勇気、相談する行動力
違和感を無視せずに自分の感情に気づき、傷つく言動にははっきりNOを伝え、必要なときには信頼できる人や専門家に相談する勇気が、自分を守る第一歩になります。
離婚・夫婦修復のお悩み
ひとりで悩まずお気軽にご相談ください
受付時間 10:00~18:00(土日祝も受付)
離婚・夫婦修復のお悩みは
岡野あつこの離婚相談救急隊へ
夫婦のお悩みでしたら、離婚・修復相談累計3万件以上の相談実績、夫婦関係の修復率99%を誇る岡野あつこの離婚相談救急隊へお任せください。
離婚カウンセラーの第一人者である岡野あつこが、相談者様が抱えるお悩みに親身になって向き合い、一人ひとりに合った「本当の幸せ」を見つけ出すためにサポートいたします。
また必要に応じて、弁護士などの専門家と連携して問題解決に向き合います。
「離婚したい」「夫婦関係を修復したい」など夫婦問題のことなら、どんなことでもお話を伺います。安心の返金保証制度もありますので、お気軽にご相談ください。
岡野あつこの離婚相談救急隊が選ばれる理由
岡野あつこの離婚相談救急隊【コースと費用】
離婚相談救急隊では、全国7カ所のサロンでの対面相談、オンライン相談、電話相談、夫婦カウンセリング等ご状況にあわせてお選びいただけるプランを豊富にご用意しています。
◆オンラインビデオ相談
サロンにお越しになれないご相談者の為にzoomなどで相談を承ります。
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分
◆代々木サロン
JR代々木駅から徒歩4分、新宿駅南口から徒歩7分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分
◆横浜サロン
JR関内駅南口から徒歩1分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分
◆名古屋サロン
名古屋駅から徒歩6分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分
◆大阪サロン
大阪地下鉄四ツ橋駅・中央線・御堂筋線 本町駅から徒歩4分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分
◆電話相談
サロンにお越しになれないご相談者の為にお電話でで相談を承ります。
電話相談11,000円(税込)※お一人様60分
◆岡野あつこ カウンセリング(代々木サロン)
岡野あつこがご相談者ご自身の幸せを最優先に考え、やるべきこと、考えるべきことを具体的にお一人お一人の立場や状況に合わせて具体的にサポートする特別指南コースです。
16,500円~55,000円(税込) ※多様なコースあり
その他、3ヶ月から1年間にわたり、離婚や夫婦関係の修復を継続的にサポートするスペシャルサポートシステムなど、様々なサービスを通じて、相談者一人ひとりの状況に応じた適切なサポートを提供しています。
具体的なプランや料金やご予約方法、カウンセリングの流れは、「料金表」のページでご確認のうえ、お気軽にお尋ねください。
離婚・夫婦修復のお悩み ひとりで悩まずお気軽にご相談ください
電話:03-6274-8061
メール:caratokano@gmail.com
※土日祝は電話のみの受付となっております。WEBからお申し込みの場合、翌営業日のご返信になりますのでご了承ください。
お急ぎの場合はフリーダイヤル(0120-25-4122)にてお申し込みください。
決済方法
- 料金お振込み先
-
三菱UFJ銀行 渋谷中央支店
普通預金 0757866
株式会社ウェルマッチ - カード決済
-
カード決済ページはコチラ