モラハラ旦那がよく口にするセリフには、“心を支配する仕組み”が隠されています。
最初は何気ない言葉でも、少しずつ自信を奪い、相手をコントロールしようとするのがモラハラの特徴。
参考動画:岡野あつこ先生「モラハラ夫の特徴と対処法」
モラハラ旦那がよく言うセリフは?20選とその構造
① 人格を否定する言葉(自尊心を削る)
- 「お前は何をやってもダメ」
- 「能なしだな」
- 「本当に頭悪いよな」
- 「誰がお前なんか愛すか」
→ 相手を劣等感で支配し、反論しにくくする。
② 責任転嫁の言葉(罪悪感を植えつける)
- 「全部お前のせいだ」
- 「お前が俺を怒らせた」
- 「俺がこうなったのはお前のせい」
→ 問題の原因をすり替え、支配を強化。
③ 経済的支配の言葉(依存を強める)
- 「誰のおかげで飯が食えてると思ってる?」
- 「俺と同じだけ稼いでみろ」
- 「主婦のくせに偉そうに言うな」
→ 経済的優位性を使い、行動を制限。
④ 行動・交友を制限する言葉(孤立化させる)
- 「どこ行ってた?」「誰といた?」
- 「俺に許可取ってから出かけろ」
- 「お前の友達はろくなやつがいない」
→ 外の世界と切り離して支配する。
⑤ 過去を持ち出す言葉(反論を封じる)
- 「あの時の失敗、忘れたのか?」
- 「昔からお前はそうだ」
- 「お前が昔こうしたから、今がこうなんだ」
→ 永遠に“悪者役”にされる構造。
⑥ 無視・沈黙という“言葉の暴力”
- 話しかけても返事をしない
- ため息や舌打ちだけで返す
- 会話を途中で切る
- SNS・LINEを既読無視する
→ 無言の圧力で恐怖と不安を与える。
旦那のモラハラを断つための3ステップ
ステップ1:旦那のモラハラを“認識する”
- 言葉が偶然ではなく支配の道具だと理解する。
- チェックリスト形式で自分の状況を確認。
ステップ2:記録・境界線を整える
- 発言・日付・状況を記録(メモ・スクショ)。
- 会話ルール:「返答は短く」「重要事項はLINEで残す」。
- 物理的距離も検討:別寝室や週末外出で心の余白を作る。
ステップ3:支援を得る・安全な出口を確保
- 相談先例:DV相談+(24h)、配偶者暴力支援センター、弁護士相談。
- 安全計画:「いつ」「どこへ」「誰と」動くかを前もって整理。
岡野あつこ先生も「相手を変えるのではなく、自分の守り方を変えるのが第一歩」と語っています。
今日からできるセリフパターン別の対処法
| セリフタイプ | 典型的な言葉 | 対処のヒント |
| 人格否定 | 「バカ」「ダメ」 | 言葉を“暴言”としてラベリング。事実ではなく支配。 |
| 責任転嫁 | 「お前のせい」 | 短く「それは違います」で終わらせる。 |
| 経済支配 | 「俺が稼いでる」 | 家計・支出を記録、証拠化。 |
| 行動制限 | 「勝手に出かけるな」 | 第三者に予定を共有。孤立を防ぐ。 |
| 無視・沈黙 | 返事しない/ため息 | 対話ログを残し、精神的距離を取る。 |
まとめ
- モラハラの言葉は偶然ではなく、支配構造の一部。
- まず「気づく」→「距離を取る」→「支援を得る」が基本の流れ。
たとえ小さな一歩でも、「自分を責めない選択」を始めてください。




