離婚カウンセリング 岡野あつこの離婚相談救急隊

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ダブル不倫の終わらせ方!怒りは作戦の敵!ポイントは「感情は大切に、動きは賢く」

「ダブル不倫 終わらせ方」と検索して、ここにたどり着いたあなたは、きっと今とても苦しいところに立っていると思います。

やめたい。
でも、やめられない。
終わらせた方がいいことは、頭では百も承知。
それでも心が追いつかない。相手の表情ひとつ、スマホの一瞬の沈黙ひとつで、胸がザワザワして眠れなくなる――。

離婚カウンセラーとして、私はこれまで35年以上にわたって、4万件を超える夫婦相談に向き合ってきました。
その中には、ダブル不倫で傷ついた妻・夫、不倫の渦中にいる本人、そして家族たちがたくさんいます。

今日は、その現場で見てきた“リアル”と、カウンセリングで実際にお伝えしている「心×実務」の終わらせ方を、あなたにそのままお話しします。

1、ダブル不倫は、なぜこんなに終わらせにくいのか

ダブル不倫は、どちらも既婚者。
「家庭」と「恋愛」が同時進行で存在してしまう、ある意味とても“非現実的な関係”です。

日常から少し離れた場所で、誰にも言えない秘密、現実逃避できる時間、自分を認めてくれる言葉。

そういったものが重なり合うと、人の脳は簡単に

「忘れられない特別な恋」

に仕立て上げてしまいます。
本当の相性や現実的な相互理解ではなく、“状況の特殊さ”や“刺激”が大きく作用していることがとても多いのです。

だからこそ、たとえ関係を終わらせても、

「まだ忘れられない」
「時々思い出してしまう」

という「残像」がしばらく残るのは、珍しいことではありません。

ここで大切なのは、「忘れられない = まだ深く愛している」とは限らないという事実です。

脳内で勝手に美化された“思い出の残像”に過ぎない場合もたくさんあります。その残像に、妻(夫)であるあなたが振り回されすぎないこと。ここが、ダブル不倫を終わらせるうえでの大きなポイントになります。

2、 夫(妻)がまだ不倫相手を引きずっているように見えるとき

「もう別れたはずなのに、まだ忘れられていない気がする」
「ふとした表情が、どこか遠くを見ているようでつらい」

そんなとき、妻(夫)は思わずこう言いたくなります。

「いつまで引きずってるの?」
「いい加減にしてよ」
「まだ好きなの? 私じゃ埋められないの?」

これは、心の叫びとしては当然です。
でも、対応としてはほぼ“逆効果”です。

人の感情は、命令や説得だけで整理できるものではありません。

「早く忘れて」
「切り替えてよ」

という言葉は、相手にとってはプレッシャーでしかなく、

「分かってくれない」
「責められているだけだ」

という防御反応を強めてしまいます。

だからこそ、ここで一度深呼吸してほしいのです。

「忘れなさい」ではなく
「揺れるのも、ある意味当然だよね」

と、一回だけでもいいので“気持ちの揺れ”を受け止める。
この“受容の一言”が、その後の夫婦関係を大きく分けます。

もちろん、「何でも許す」という意味ではありません。
ただ、責め立てる前に、「あなたにも寂しさやしんどさがあったんだよね」と一言添えられるかどうかで、相手の心は大きく変わります。

3、忘れられない理由は「相手の魅力」だけではない

夫(妻)が不倫相手を忘れられない背景には「ただその人が魅力的だったから」だけではなく、

  • 日常から逃げたかった
  • 自分を認めてくれる誰かが欲しかった
  • 頑張っている自分を、誰かに分かってほしかった

といった、“感情的なニーズ”が隠れていることが多いのです。

つまり、人としてその相手が特別なのではなく、「その人との関係の中で得られた感覚」が忘れられないということが少なくありません。

ここで妻(夫)がやってしまいがちなのが、

「なんでそんな人に惹かれたの?」
「私のどこがダメだったの?」

と責める方向に行くことです。

責めれば責めるほど、相手は黙り込みます。
本音を話してもどうせ責められる、と感じるからです。

そこで大事にしてほしいのが、この一言です。

「あなたがそこに、何を求めていたのかを知りたい」

攻めるのではなく、理解しようとする姿勢。
ここから初めて、

「自分を受け入れてくれる感じがした」
「気を遣わなくて済む気がして、楽だった」

といった本音が少しずつ出てきます。

この“本音”の中にこそ、夫婦関係を立て直すヒントが隠れている
私は現場で、何度もそれを見てきました。

4、関係が変わらなければ、未練は消えない

もう一つ、多くの方が見落としがちなポイントがあります。

それは、

「不倫が発覚する前と、夫婦関係が何も変わっていない」

という状態です。

一度壊れかけた関係が、表面的には元通りになったように見えても、日々の会話や空気が以前とほとんど変わっていないと、「やっぱりあっちの方がよかったかも」と、人の心はつい比べてしまいます。

ここで効いてくるのが、「小さな変化」です。

見た目や服装をほんの少し変えてみる。
新しい趣味を始めてみる。
声のトーンや話しかけ方を、少し柔らかくしてみる。

そんな、“自立したパートナー”としての小さな変化が、相手の中にあるあなたの印象をガラリと変えることがあります。

5、夫の未練に効く、感動と同情という2つの処方箋

人が未練や執着を手放して、新しい方へ心を向けるとき。
そこに必要なのは、「感動」と「同情」だと私は考えています。

少し乱暴に聞こえるかもしれませんが、これはテクニックではなく、人の心の動きそのものです。

(1)感動を与える妻(夫)になる

夫があなたにもう一度心を向けていくためには、「妻(夫)としてのあなたに、もう一度感動する経験」が必要です。

難しいことではありません。
毎日、たった一言でいいのです。

「今日も遅くまでお疲れさま」
「さっき子どもに優しくしてくれて嬉しかった」
「手伝ってくれて助かった、ありがとう」

こういった言葉を、照れくさくても口に出す。
それを続けていくと、夫の中にこんな気づきが生まれます。

「うちの妻(夫)って、こんなふうに人を褒めたり感謝を伝えられる人なんだな」

この小さな“感動の積み重ね”が、少しずつ、過去の未練や執着の力を弱めていくのです。

2、同情を呼ぶ、けなげな自分もときには必要

もう一つ、男性が弱いのが「同情」です。

本当は悲しくて、寂しくて、

「もっと私を見てほしい」
「大事にしてほしい」

と願いながら、それでもけなげに日々を回している妻の姿に、夫はふと胸をつかれることがあります。

もちろん、「同情されるなんて嫌」という方もいるでしょう。
プライドが許さない、と感じる方もいるかもしれません。

でも、もしあなたが「忘れられない不倫相手から、少しずつでも私の方へ気持ちを取り戻してほしい」と願うなら、「感動」と「同情」、この二つはとても強力な味方になります。

裏切った罪悪感を抱えながら、それでも日常を続けている夫は少なくありません。
そんな中でなお、あなたが諦めずに、感謝を言葉にし、家を守り、自分も立て直そうとしている姿に触れた時――

「この人を、もっと大事にしなきゃいけない」

そんな気持ちが芽生えることは、決して珍しくないのです。

6、それでも変わらないときに必要なのは、「一人でも立てる私」

ここまでやっても、それでもなお夫の中から不倫相手への未練がどうしても消えない。
いつまでも心ここにあらず。
そんなケースも、現実にはあります。

そのとき、あなたの心を守るために必要になるのが、「私は、この関係にしがみつかなくても生きていける」という感覚です。

これは、「すぐに離婚しなさい」「別居しなさい」という話ではありません。
むしろ逆で、

「最悪の場合、あなたが戻らなくても私は立っていられる」

という自己肯定感こそが、最終的にもっとも強い“対等な関係”を作る土台になると、私は考えています。

一旦離れる覚悟を持てる人ほど、だからこそ相手が変わり始める――。

自分を犠牲にしない。
相手の気持ちだけに人生を預けない。
自分の価値を、自分の手で認め直す。

この姿勢が、長い目で見たときには、「ダブル不倫を本当に終わらせる、いちばん強い処方箋」になるのです。

7、ダブル不倫を終わらせるための「心×実務」の流れ

ここまでお話ししてきたことを、少しだけ整理しておきましょう。

1つめは、怒りに飲み込まれないこと
発覚直後の72時間は、決断や交渉ではなく、「感情のガス抜き期間」として使ってください。

2つめは、「忘れられない=まだ深く愛している」と決めつけないこと
非日常で盛り上がった刺激の残像に、あなた自身が振り回されないようにしましょう。

3つめは、受容→理解→要求→合意という順番で夫と向き合うこと
責めから入るのではなく、「揺れる気持ちも当然」に一度だけ寄り添い、そのうえで「これからどうしてほしいか」を具体的に伝える。

4つめは、感動と同情で、少しずつ未練のベクトルを変えていくこと
毎日の小さな感謝と、けなげに日々を回すあなたの姿そのものが、最大の“説得”になります。

5つめは、静かに接点を閉じていく実務
連絡先の整理、SNSや動線の見直し、必要であれば「静かな要請レター」で、不倫相手との私的な接触に終止符を打つ。

そして最後に、「最悪戻らなくても立てる私」という自立の軸を育てること

ここまで来て初めて、ダブル不倫は「終わった」と言えるようになります。

8、終わらせどきのサインと、あなたへのメッセージ

もし今あなたが、

  • 心と体の疲れが限界に近い
  • 仕事や日常生活にも支障が出ている
  • 家庭の空気が重く、子どもの表情まで曇ってきた
  • 秘密や嘘を重ねる生活に、自分で自分が嫌になっている

そんな状態にあるなら、それはもう十分「終わらせどき」のサインです。

感情を感じることは、決して悪いことではありません。
悲しくていいし、悔しくていい。
泣いていいし、怒ってもいい。

ただひとつだけ、覚えていてください。

怒りは作戦の敵。
感情は感じていい、動きは賢く。

この順番を取り違えなければ、ダブル不倫という“事故”から抜け出す道は、必ず開けてきます。

あなたの価値は、不倫の有無で決まりません。
相手がどうであれ、あなたがこれまで積み重ねてきた日々、家族を思って流した涙、それらはすべて、決して無駄にはなりません。

「これからどう生きていきたいか」
その選択権は、いつだってあなたの手の中にあります。

一人で抱えきれないと感じたときは、どうか専門家の力も、遠慮なく借りてください。
私はこれからも、現場で培ってきた知恵と経験を総動員して、あなたが“あなたの幸せ”を取り戻すお手伝いをしていきたいと思っています。

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