実家依存症の妻に離婚調停を申し立てられ、離婚が成立
相談内容
カウンセラーのもとに実際に寄せられた相談事例をご紹介します。今回は、実家に頻繁に帰るなど精神的・経済的に自立できておらず、実家に依存している「実家依存症」の妻に悩む弘一さん(仮名)のケースです。
出産を機に妻の実家依存が強くなり
私は35歳のとき、同じ会社で働く5歳年下だった妻(当時30歳)と結婚しました。
妻の「実家依存症」が始まったのは、結婚して間もない頃のことです。
ある朝、私は会社に行く間際、妻から軽い感じで「今日、ちょっと実家に行ってくるね」と告げられました。そのとき私は「自分が会社に行っている間に、ちょっと実家に顔を出してくるだけだろう」と思い、妻には「気をつけて。お義母さんによろしく」と伝えて、会社に向かいました。
ところが夕方、私が帰宅する時間が近くなると、「今日は実家に泊まります。夕飯は外で済ませてください!」というメールが届き、妻はその日、自宅に帰ってこなかったのです。
こうしたことが、新婚の頃から2週間に1度くらいのペースでありました。ただ、妻は実家に帰るたびに泊まってはいたものの、基本的には1泊すると自宅に帰ってきました。
ところが、出産を機に状況に変化が…。
妻は実家に帰って出産したのですが、自宅に帰ってきたのはなんと3ヶ月後。
しかも、やっと帰ってきたと思っても、妻は2~3日おきに子供を連れて実家に帰ってしまい、いったん実家に帰ると2~3日は自宅に戻ってこないのです。
実家にいる期間もはじめは2~3日くらいだったのが、そのうち1週間くらいに延びていき…。とうとう1ヶ月のうち、妻が自宅にいる日数よりも、実家にいる日数のほうが長くなってしまいました。
妻から突然、離婚調停を申し立てられ
問題は妻が「実家に帰りすぎ」というだけはありません。
妻は食事の支度など家事をほぼしないにもかかわらず、私が渡した給料の大半を使い切ってしまうのです。
こうした状況について、夫婦で話し合う必要があると考えた私は、意を決して、妻に実家に帰る回数や家事、家計の管理について話を切り出しました。
「実家にばかりいて、家のことを何もしないというのはやめてくれないか。実家に帰る回数を減らしてほしい」「家計簿をつけて俺に見せてくれ。節約して貯蓄するように工夫できないなら、お金の管理は俺がする」 。
すると、妻は強い口調で 「私が実家に帰って何がいけないの? あなたは仕事が忙しくて子供の面倒をみてくれないけど、 実家ならおじいちゃんもおばあちゃんも妹も、みんなで子供の相手をしてくれる。 かわいがってもらったほうが、子供のためにもいいでしょ?」 と反論。
これに対して、私が「年金暮らしの親と働き盛りの俺を比べるほうがどうかしてる。俺は働いてるんだから、子供の面倒をみたくたって、みられっこないだろ!」と言うと、ついに妻は「もういい! 実家に帰るから」とケンカ腰で家を出ていってしまったのです。
しかし、このとき私は「1ヶ月もすれば、妻も戻ってくるだろう」と思い、事態をあまり深刻にとらえていませんでした。
そんなある日、家庭裁判所から書面が届き、「いったい何だろう」と内容を見てみると、なんとそれは離婚調停に関する通知書でした。驚いたことに実家に戻った妻は、すぐに家庭裁判所に離婚調停を申し立てていたのです。
すぐに私は直接話を聞こうと、妻の実家に駆けつけました。しかし、義父母が出てきて、妻に会わせてくれません。義父母も「夫に二度と会いたくない」という娘の言いなりだったのです。
結果として、数回の調停を経た後、私と妻の離婚が成立してしまいました。
妻の実家依存も重症だと、その後離婚に至ることも
このような妻の「実家依存症」に関する夫からの相談は近年、多く寄せられています。
今回のケースでいうと、妻は結婚して家庭を持つことの意味がわかっておらず、妻として、母としての責任や意識がまったくなかったのでしょう。妻自身が自分の立場をわきまえず、まだ実家の親の「娘」のままで自立(親離れ)できていなかったといえます。
そして、親もまた、かわいい娘が嫁いでしまった現実を受け入れられず、子離れできずに甘やかしてばかり。まさに、娘も娘なら親も親といえるでしょう。
特に娘が母親に恋愛相談までしているような「一卵性母娘」は要注意! 夫の愚痴をこぼしに実家に入り浸っている妻はとても多いのです。
妻の実家依存症も重症だと、最終的には今回のケースのように離婚にまで発展することがあるので注意が必要です。
とはいえ、夫婦関係の問題は、夫婦や親族など当事者だけの話し合いだけでは解決が難しいことも。事態が深刻化する前に、早めに離婚カウンセラーなどの専門家に相談することをおすすめします。
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