離婚カウンセリング 岡野あつこの離婚相談救急隊

0120-25-4122受付時間 10:00~18:00(土日祝も受付)

経済DVとは?モラハラとの違いや精神的な影響・今すぐできる6つの対処法

「生活費が足りないけど、文句を言ったら怒鳴られる…」

「夫の収入は高いはずなのに、私はいつもギリギリ」

そんな日常、当たり前になっていませんか?

気づかぬうちに、あなたの自由を奪っているかもしれない“経済DV”。

この記事では、以下について詳しく解説を行います。

  • 経済DVについて
  • 典型的な経済DVの5パターンについて解説
  • モラハラの違いと精神的な影響について
  • 今すぐできる6つの対処法
  • 経済DVの相談窓口について

その定義からチェック方法、具体的な対処法までをわかりやすく解説します。

まずは“気づくこと”から一緒に始めましょう。

1.経済DVとは?見過ごされやすい“お金の暴力”

「暴力」と聞くと、殴る・蹴るといった身体的な行為を想像しがちですが、経済的な締め付けも立派な暴力です。とくに日本では「夫がお金を管理するのは普通」という思い込みが根強く、経済DVに気づかないケースが少なくありません。

ここからは、下記の2点について詳しく解説を行います。

  • 経済DVの定義と背景
  • 気づかない原因とは?“普通と思い込む罠”

(1)経済DVの定義と背景

経済DVとは、「お金」によってパートナーをコントロールし、自由や尊厳を奪う精神的暴力の一種です。

殴る・蹴るといった身体的な暴力とは異なり、外からは見えづらいため、被害が深刻化しやすいのが特徴です。

たとえば、「生活費を極端に減らされる」「収入や口座を一切教えてもらえない」「勝手に自分名義で借金をされる」

こういった行為はすべて経済DVに該当します。

特に専業主婦や収入差のあるカップルの場合、加害者は「自分が稼いでいるから当然」と無自覚なまま行動することも多く見られます。

実際は、夫婦の経済は「共有財産」として運用されるべきものであり、どちらか一方が独占・支配することは法的にも問題があります。

共働きでも、「家計の決定権は俺だけ」といった態度は立派なDVです。

(2)気づかない原因とは?“普通と思い込む罠”

経済DVが厄介なのは、被害者自身が「これっておかしいのかも…」と気づきにくい点にあります。

特に日本では、「家庭の財布は夫が握るもの」「専業主婦だからお金の自由がないのは当然」といった価値観が根深く、支配的なお金の扱いも“普通のこと”として見過ごされがちです。

経済的な締め付けが長く続くと、次第に「自分が悪いのかも」と思い込んでしまい、声を上げることができなくなってしまいます。

さらに「相談しても理解されないのでは?」という不安から、周囲に助けを求められないケースも少なくありません。

経済DVに気づく第一歩は、「お金が自由に使えないことにモヤモヤしている自分」を否定しないこと。その感覚こそが、支配から抜け出すための重要なシグナルなのです。

2.典型的な経済DVの5パターン【チェックリスト】

経済DVは「気づかれにくい」と言われますが、実はその行動パターンには明確な“共通点”があります。

経済DVの典型的な5つのケースは、以下の通りです。

  • 必要最低限の生活費さえ渡さない
  • 銀行口座・給与を独占し情報を隠す
  • 働きたがる配偶者を働かせない
  • 連帯保証人に無断でさせる・借金を強いる
  • 自分は浪費し相手には倹約強要

該当するものがないか、自分の状況と照らし合わせてチェックしてみてください。

(1) 必要最低限の生活費さえ渡さない

「食費は1日500円で十分でしょ」「余ったら返せ」

そんな風に言われて、毎日のやりくりに苦しんでいませんか?これは典型的な経済DVのひとつ、“生活費の制限”です。

必要な生活費を十分に渡さない行為は、配偶者の自由と尊厳を奪う立派な精神的暴力です。

特に、子どもがいる家庭では、子どもの衣食住まで制限されることで被害はさらに深刻になります。

被害者は「子どものために我慢しなければ」と思い込んでしまい、声を上げづらくなる傾向にあります。

加えて、家計の透明性がない場合、「足りない」と訴えても「無駄遣いしているのでは?」と責められることもしばしば。

経済的に追い詰めることで、相手の自立や行動の自由を奪おうとするこのやり口は、モラハラ・DVの一種として法的にも問題視される行為です。

(2) 銀行口座・給与を独占し情報を隠す

「給料明細は見せない」「口座は触るな」「俺が管理するのが当然だろ」

こんな態度、身に覚えはありませんか?これは“経済的な情報の遮断”であり、経済DVに該当する行為です。

夫婦であっても、収入や貯金などの家計情報はお互いが把握し、共同で管理することが原則です。

しかし、片方だけがすべてを握り、もう一方を「お金の実態が何もわからない状態」に置くことは、心理的支配の一種となります。

特に専業主婦や子育て中の方は、「文句を言ったら生活費を減らされるかも…」と不安を抱え、なかなか声を上げられません。

その結果、経済的な自立が困難になり、関係から抜け出せない“負のスパイラル”に陥ってしまうのです。

銀行口座や給与情報は、夫婦の信頼と対等な関係を築くうえでの“基盤”です。

それを一方的に隠し、管理権を独占する行為は、立派なDVと認定されることがあります。

(3) 働きたがる配偶者を働かせない

「外で働くなんて許さない」「家のことだけやっていればいい」

そんな言葉で、働く意志を封じられていませんか?


これは「経済的自立を妨げる」タイプの経済DVです。

一見、「家庭を守ってほしい」という愛情表現にも聞こえますが、実際には相手の行動を制限し、お金の自由を奪う行為です。

本人に働く意志や能力があっても、それを押さえ込むことは、経済的な依存状態を長引かせ、支配関係を固定化させてしまいます。

特に、「子どもが小さいから」「俺の稼ぎで十分だから」といった一見“合理的”な理由で働くことを止めるケースは、周囲からもDVと気づかれにくいため要注意です。

経済DVの本質は「自立の阻害」。

働くことによって得られる収入や人間関係を封じられると、精神的にも孤立しやすくなります。

「働きたいのに働けない状況」が続いているなら、それは経済DVのサインかもしれません。

(4)連帯保証人に無断でさせる・借金を強いる

「勝手に私名義でローンを組まれていた」「気づいたら借金の連帯保証人にされていた」

こういった状況は、まさに経済DVの中でも深刻なケースです。

本来、借金や保証契約は当事者の同意が不可欠です。

それにもかかわらず、夫婦間という信頼関係を逆手に取り、相手に無断で責任を背負わせる行為は、明らかに不当であり、精神的・経済的に大きなダメージを与えます。

また、「家計が苦しいから」と言って無理やり借金をさせたり、自分の浪費や事業の失敗の穴埋めを配偶者に押しつける場合もあります。

相手が拒否すると「協力しないのか」「家族なのに冷たい」などと責め立てるパターンも見られます。

このような経済的な責任を一方的に背負わせる行為は、法的にもDVに該当する可能性があります。

借金に関する通知や契約書などは、証拠としてしっかり保管しておきましょう。

「自分は趣味に何万円も使うのに、私には“贅沢するな”と言う」

上記のような不公平な状況に、心当たりはありませんか?


これは、自分だけが経済的に自由な一方、相手には過度な節約や節制を強要するタイプの経済DVです。

加害者は、「俺が稼いでるんだから自由に使って当然」「お前は無駄遣いするから信用できない」といった理屈で、金銭的な自由を制限します。

しかし、家計は夫婦の共有財産であり、一方だけが好き勝手に使い、もう一方が我慢を強いられる関係は不健全です。

このタイプのDVでは、被害者が「自分が悪いのかも」「迷惑かけたくない」と自責の念を抱きやすく、声を上げにくくなります。

しかし、精神的に不平等な関係が長く続くことで、自尊心の低下やうつ状態に陥る危険性もあります。

「お金の自由が奪われている」と感じたとき、それは単なる“家計のルール”ではなく、暴力的な支配の一環かもしれません。

3.モラハラとの違いと精神的な影響

経済DVは、モラハラ(モラルハラスメント)と深く関係しています。

どちらも「相手の尊厳を傷つけ、精神的に支配する行為」であり、境界が曖昧な場合も多く見られます。

しかし、経済DVは“お金”という生活の基盤に関わる点で、より日常に密着した支配が可能になります。つまり、「何を食べるか」「どこへ行くか」「子どもにどんな教育を受けさせるか」など、生活のすべてに影響を及ぼす力を持つのです。

精神的な影響としては、自分に対する評価が下がり、「私には価値がない」「どうせ何を言っても無駄」といった思考に陥りやすくなります。

これは、いわゆる“洗脳”に近い状態とも言え、自己肯定感の低下や、うつ状態、不安障害などを引き起こすリスクもあります。

被害者の多くは「暴力じゃないから大丈夫」と自分をごまかし続け、結果的に心身ともに追い詰められてしまうのです。

まずは「お金を使えないことが苦しい」という感覚を大切にしてください。その違和感は、あなたの心が出している大事なSOSです。

4.経済DVが離婚原因になるか?法的観点から解説

経済DVは「目に見えない暴力」であるがゆえに、法的にどう扱われるのか不安に感じている方も多いでしょう。

ここでは、離婚に踏み切る際に知っておきたい下記の3つの重要ポイントを解説します。

  • 法定離婚事由になり得るか?
  • 慰謝料は請求できる?
  • 婚姻費用分担請求の活用法

(1)法定離婚事由になり得るか?

結論から言えば、経済DVは状況によって法定離婚事由に該当する可能性があります。


民法770条に定められた「婚姻を継続しがたい重大な事由」に当てはまると判断されれば、経済DVを理由に離婚が認められることがあります。

ただし、暴力や不貞のように客観的な証拠が明確でないため、経済DVを立証するには証拠の積み重ねが重要になります。

たとえば、生活費の不足を示すレシートやメモ、口座の明細、日常のやり取りを記録したLINEのスクリーンショットなどが、証明材料となります。

また、証言や弁護士の意見書、カウンセリング記録なども「精神的に追い詰められた経緯」を説明するうえで役立ちます。

特に「経済的に追い詰められ、婚姻を継続できない」と判断された場合、調停や裁判でも離婚が成立する可能性が高まります。

(2)慰謝料は請求できる?

経済DVによって精神的苦痛を受けた場合、状況によっては慰謝料の請求が可能です。


ただし、「どの程度の被害だったか」「客観的に立証できるか」が重要なポイントになります。

慰謝料が認められるかどうかは、以下のような要素が考慮されます。

これらに該当する場合は、「精神的苦痛に対する損害賠償」として慰謝料を請求できる可能性が高まります。

実際の慰謝料の金額はケースによって異なりますが、数十万円〜数百万円になることもあります。

証拠としては、LINEのやり取りやメモ、医師の診断書、通帳や家計簿などが有効です。

弁護士に相談し、客観的な資料をもとに請求準備を進めるのがスムーズです。

(3)婚姻費用分担請求の活用法

経済DVの被害に遭っている場合、たとえ別居していても、相手に「婚姻費用」を請求することができます。


婚姻費用とは、夫婦が婚姻中に互いに分担すべき生活費のこと。

配偶者に生活費を渡さない、または極端に制限する行為は、この義務に反しています。

収入に大きな差がある夫婦の場合、収入が多い側に生活費の分担義務があるため、家庭裁判所を通じて「婚姻費用分担請求調停」を申し立てることが可能です。

この調停では、子どもの人数や収入のバランスに基づいて、標準算定表から適正額が算出されます。

「離婚するかどうか決まっていない」「別居中だけど生活が苦しい」という方にとって、婚姻費用は非常に重要な救済手段です。

弁護士に相談することで、手続きや必要書類もスムーズに進められます。

5.今すぐできる6つの対処法

経済DVに気づいたとき、多くの人は「どうすればいいの?」と戸惑います。


経済DVから逃れるために 今日からでも始められる6つの具体的な対処法は、以下の通りです。

  • 自己認識:チェックリストで現状評価
  • 証拠収集:LINE・録音・通帳コピーなど
  • 専門家相談:弁護士・DV相談窓口へ
  • 公的支援利用:DVナビ(#8008)など
  • 法的手続き:婚姻費用調停・裁判などの流れ
  • 距離の確保:別居などの安全確保

一つずつ、確実に進めていくことで、心の負が軽くなり、状況の改善に近づきます。

(1)自己認識:チェックリストで現状評価

まず最初に行うべきは、「自分が経済DVの被害に遭っているかもしれない」という気づきです。そのためには、客観的な視点で現在の状況を振り返ることが大切です。

以下のチェックリストに、いくつ当てはまるか確認してみてください。

これらに複数該当する場合、経済DVの可能性が高いです。


「お金の自由がないこと」が当たり前になってしまっていると、自分の苦しさを軽視しがちです。

しかし、その“違和感”こそが、変化の第一歩になります。

自分を責める必要はありません。「これはおかしいかも」と思った気持ちを、まずは大切にしてください。

(2)証拠収集:LINE・録音・通帳コピーなど

経済DVを法的に主張するには、「客観的な証拠」がとても重要です。

感情的な訴えだけでは、調停や裁判で認められにくいため、日常的なやり取りやお金の流れを、できるだけ記録に残すことが大切です。

有効な証拠の例は以下の通りです。

  • 経済DVを示す発言の録音(「生活費は渡さない」「働くな」など)
  • LINEやメールでのやり取りのスクリーンショット
  • 通帳・クレジットカードの明細コピー
  • 支払いを拒否された際のメモ(日時・内容・相手の反応など)
  • 家計簿や家計管理アプリのデータ

これらの証拠は、できれば時系列で整理し、ノートやデジタルメモにまとめておくとよいでしょう。

また、データはバックアップを取り、安全な場所に保管してください。

証拠が整っていれば、弁護士への相談や調停・裁判でも、あなたの主張に説得力が生まれます。

「こんなやり取りが証拠になるの?」と思うような些細なことでも、迷わず記録しておくことが重要です。

経済DVに気づいたら、できるだけ早く専門家に相談することが大切です。

「誰かに話すこと」それ自体が精神的な支えとなり、現状を冷静に見つめ直すきっかけにもなります。

まずは、以下のような相談先を検討してみてください。

相談時には、これまでに集めた証拠や、日々のメモなどを持参するとスムーズです。「こんなこと相談していいのかな」と迷う必要はありません。一歩踏み出すことが、必ずあなたの未来を変える力になります。

(3)公的支援利用:DVナビ(#8008)など

経済DVの被害に遭っているとき、「どこに相談すればいいのかわからない」「誰かに頼るのが怖い」と感じる方も多いでしょう。

そんなときに活用してほしいのが、公的な相談窓口です。

代表的なのが、全国共通のDV相談窓口である「DV相談ナビ(#8008)」。
この番号に電話をかけると、近くの配偶者暴力相談支援センターや支援団体を案内してもらえます。

24時間対応ではありませんが、地域によっては夜間や休日も受け付けている場合があります。

また、以下のような支援も受けられる可能性があります。

  • 一時的な避難場所の提供
  • カウンセリングや心のケア
  • 保護命令や接近禁止の申し立てサポート
  • 子どもの支援(心理的ケアや学習支援など)

支援内容は地域や窓口によって異なりますが、「あなたの味方になってくれる場所がある」という事実を知るだけでも、心が軽くなるはずです。

(4)法的手続き:婚姻費用調停・裁判などの流れ

経済DVに悩んでいる場合、話し合いでの解決が難しいことも少なくありません。

そのようなときは、法的手続きを通じて自分の権利を守ることが重要です。

とくに有効なのが、以下の手続きです。

①婚姻費用分担請求調停

 → 別居中や生活費を渡してもらえない場合、家庭裁判所に申し立てて適正な生活費を請求できます。

②離婚調停・裁判
→ DVを理由とした離婚請求。慰謝料や財産分与、親権についても同時に話し合われます。

③保護命令の申立て(接近禁止・退去命令など)
→ 暴言や威圧がひどい場合、家庭裁判所を通じて加害者に接触を禁じる命令を出してもらえます。

これらの手続きは、自分一人では難しい部分もありますので、可能であれば弁護士に相談し、同行支援を依頼するのが安心です。

「裁判なんて大ごとでは…」と思うかもしれませんが、あなたとお子さんの生活と安全を守るための、正当な手段です。法律は、あなたの味方になります。

(5)距離の確保:別居などの安全確保

経済DVの被害が深刻で、日常生活に支障をきたしている場合は、物理的な距離を取ることが最優先です。

感情的な混乱や金銭的な不安から、なかなか行動に移せない方も多いですが、自分と子どもの安全を守るためには、別居という選択が有効です。

別居には以下のようなメリットがあります。

  • 心身の安定を取り戻す時間が持てる
  • 法的手続きを落ち着いて進められる
  • 婚姻費用を請求するための前提条件が整う
  • 子どもの環境を整えることができる

ただし、突然の別居はトラブルの元になることもあるため、可能であれば弁護士や支援機関に相談のうえ、段階的に準備を進めましょう。

緊急避難が必要な場合は、シェルターなどの一時保護施設を利用することも検討してください。

「逃げることは負け」ではありません。自分と家族を守るための正当な行動です。

6.相談窓口と次の一歩

経済DVに気づいたとき、最も大切なのは「一人で抱え込まないこと」です。
身近に信頼できる人がいない場合でも、相談窓口という“あなたの味方”は確かに存在します。

主な相談窓口

  • DV相談ナビ(#8008)
    • →近くの配偶者暴力相談支援センターなどに自動転送してくれる全国共通の窓口。
  • 法テラス(0570-078374)
    • →法律相談が無料で受けられ、経済的に不安のある方にも安心のサポート。
  • 市区町村の女性センター・福祉課
    • →一時保護、生活保護、就労支援など、地域に根差した支援を受けられる。
  • 離婚・モラハラ相談なら「岡野あつこの離婚相談救急隊」
    • →経験豊富なカウンセラーがあなたの人生の選択を手厚くサポートします。DV・モラハラに強い専門弁護士への相談窓口も紹介可能。

最初の一歩はとても勇気がいります。

しかし、その一歩こそが「支配からの脱出」の始まりです。小さな行動の積み重ねが、あなた自身の未来を大きく変えていくことを忘れないでください。

離婚・夫婦修復のお悩み
ひとりで悩まずお気軽にご相談ください

0120-25-4122

受付時間 10:00~18:00(土日祝も受付)

まとめ|“お金の支配”は、立派な暴力です

経済DVは、目に見えにくく、気づきにくい暴力です。
しかし、生活を縛り、自尊心を奪い、あなたらしさを奪う。

その影響は、身体的な暴力と同じか、それ以上に深刻なものです。

この記事では、経済DVの定義や特徴、具体的な対処法、法的な支援までを解説してきました。


もし少しでも「自分に当てはまるかも」と感じたなら、あなたの心が出しているSOSを見逃さないでください。

小さな違和感を見過ごさず、一つずつ対処を始めることで、未来は確実に変えられます。
そして、あなたを支えてくれる人や機関は、必ずどこかに存在しています。まずは、一歩踏み出すこと。
それが、自由と安心を取り戻す第一歩です。

離婚・夫婦修復のお悩みは
岡野あつこの離婚相談救急隊へ

離婚カウンセリングでしたら、離婚・修復相談累計3万件以上の相談実績、夫婦関係の修復率99%を誇る岡野あつこの離婚相談救急隊へお任せください。

離婚カウンセラーの第一人者である岡野あつこが、相談者様が抱えるお悩みに親身になって向き合い、一人ひとりに合った「本当の幸せ」を見つけ出すためにサポートいたします。

また必要に応じて、弁護士などの専門家と連携して問題解決に向き合います。

「離婚したい」「夫婦関係を修復したい」など夫婦問題のことなら、どんなことでもお話を伺います。安心の返金保証制度もありますので、お気軽にご相談ください。

岡野あつこの離婚相談救急隊が選ばれる理由

夫婦修復率99%

 岡野あつこの離婚相談救急隊【コースと費用】

離婚相談救急隊では、全国7カ所のサロンでの対面相談、オンライン相談、電話相談、夫婦カウンセリング等ご状況にあわせてお選びいただけるプランを豊富にご用意しています。

◆オンラインビデオ相談
サロンにお越しになれないご相談者の為にzoomなどで相談を承ります。
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆代々木サロン
JR代々木駅から徒歩4分、新宿駅南口から徒歩7分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆横浜サロン
JR関内駅南口から徒歩1分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆名古屋サロン
名古屋駅から徒歩6分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆大阪サロン
大阪地下鉄四ツ橋駅・中央線・御堂筋線 本町駅から徒歩4分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆電話相談
サロンにお越しになれないご相談者の為にお電話でで相談を承ります。
電話相談11,000円(税込)※お一人様60分

ご予約はこちら

◆岡野あつこ カウンセリング(代々木サロン)
岡野あつこがご相談者ご自身の幸せを最優先に考え、やるべきこと、考えるべきことを具体的にお一人お一人の立場や状況に合わせて具体的にサポートする特別指南コースです。
16,500円~55,000円(税込) ※多様なコースあり

【岡野あつこ指名】ご予約はこちら

その他、3ヶ月から1年間にわたり、離婚や夫婦関係の修復を継続的にサポートするスペシャルサポートシステムなど、様々なサービスを通じて、相談者一人ひとりの状況に応じた適切なサポートを提供しています。

具体的なプランや料金やご予約方法、カウンセリングの流れは、「料金表」のページでご確認のうえ、お気軽にお尋ねください。

離婚カウンセリング | 料金表

別居のメリットとは?デメリットや準備すべきことについても解説

最近、夫婦関係がギクシャクしていて…そんな風に感じていませんか?

別居という選択肢には、不安と同時に多くの可能性も秘められています。

そこで、この記事では、別居によって得られる意外なメリットについて、以下のポイントをご紹介したいと思います。

  • 別居がもたらす意外なメリット
  • 別居のデメリット
  • 別居前にすべき準備

別居がもたらすメリットは、とても多く、精神的負担を強いられている状況で悩まれている方にとって知っておきたい情報を載せてたくさん掲載しております。

将来の不安を軽くするためのヒントをここで一緒に探していきましょう。

岡野あつこ公式チャンネルより引用

1. 別居がもたらす意外なメリットとは?

別居 メリット

別居がもたらすメリットは、以下の4つです。

  • ストレスとモラハラからの解放
  • 冷静な判断を取り戻せる
  • 離婚調停・裁判で有利になるケースも
  • 婚姻費用が受け取れる可能性がある

別居は決して「逃げ」ではありません。

心の安全を守り、次の一歩を踏み出すための選択肢です。

下記で詳しく解説を行います。

(1)ストレスとモラハラからの解放

まず、別居のもっとも大きな効果は「安心して眠れる日常が戻ること」です。

モラハラや暴言、威圧的な態度にさらされていると、心身ともに疲弊していきます。

別居によって物理的距離を置くことで、毎日の緊張感から解放され、呼吸がしやすくなったと感じる人が多いのです。

特に加害者が同居中に相手を無視したり、言葉で支配したりするような関係では、24時間気が抜けません。

そんな日々から一歩引くことで、自分の本音と向き合う余裕が生まれます。

「別居後に初めて、自分の感情を整理できた」という相談者の声も少なくありません。

さらに、モラハラの被害を周囲に説明するにも、別居という行動は「本気で耐えられない」という意思表示になります。

これは、弁護士に相談する際の判断材料にもなりやすく、調停や裁判でも「被害を受けていた」という客観的根拠につながることもあります。

(2)冷静な判断を取り戻せる

別居によって、心の中にあった「もやもや」がクリアになる人は少なくありません。

常に言い争いや無言の圧力がある家庭では、自分の考えや感情を整理する余裕が持てなくなってしまいます。

物理的に距離を置くことで、毎日を一人で過ごす時間が増えます。

その中で「本当に離婚したいのか?」「相手と今後どう向き合うか?」を客観的に見つめ直すことができるのです。

感情の高ぶりが少なくなるため、冷静に法律相談を受けたり、必要な準備を整えたりしやすくなります。

「別居したからこそ、自分がどうしたいか分かった」と振り返る人も多いです。

これは離婚に限らず、修復を望む場合にもプラスに働く要素です。

(3)離婚調停・裁判で有利になるケースも

実は、別居そのものが「婚姻関係の破綻」を示す重要な証拠になることがあります。

離婚調停や裁判では、「夫婦としての実態がなくなっているかどうか」が判断の基準とされるため、別居期間の長さや理由はしばしば重視されるのです。

特に、数ヶ月〜数年にわたる別居が続いていると、「すでに修復は困難」と見なされることがあります。

これは、離婚を望む側にとって有利な材料になる可能性が高いのです。

また、別居開始時に相手に「離婚の意思」を伝えておくと、後々「離婚の意思があったこと」を証明しやすくなります。

こうした記録ややり取りを残しておくことで、調停や裁判での主張がより強固になります。

(4)婚姻費用が受け取れる可能性がある

別居を始めたからといって、すぐに生活が苦しくなる必要はありません。

法律上、夫婦には「生活を維持する義務」があるため、収入が多い側には婚姻費用(生活費)を分担する責任があるのです。

たとえば、専業主婦やパート収入しかない配偶者が別居した場合でも、相手に一定の収入があれば、婚姻費用を請求できます。

この請求は家庭裁判所を通じて行うことができ、相手が協力しなくても手続きは進められます。

また、子どもがいる場合はその養育費も含めて請求することができるため、安心して別居生活をスタートできる仕組みが整っています。

「別居しても生活費を受け取れる」と知っているかどうかで、行動の一歩が大きく変わるのです。

2. 別居のデメリット4選

別居にはメリットがある一方、デメリットも存在します。

ここをしっかり理解しておかないと、後々別居を後悔してしまう可能性もあるので、注意が必要です。

別居のデメリットは、以下の通りです。

  • 生活費・家賃の負担が増える
  • 悪意の遺棄と判断されるリスク
  • 浮気や財産隠しに気づきにくくなる
  • 子どもの精神面

メリットがある一方で、別居には見逃せないリスクも存在します。

実行前に注意点を知っておくことで、後悔やトラブルを回避していきましょう。

(1)生活費・家賃の負担が増える

別居を始めると、これまで夫婦で共有していた生活費が一気に「二重支出」になることがあります。

たとえば、家賃や光熱費、食費など、1世帯分で済んでいた支出が、別々に暮らすことで倍増してしまうのです。

特に専業主婦やパート収入のみの人にとっては、経済的な自立が難しいケースもあります。

婚姻費用の請求が認められるまでの間は、自分で当面の生活費を準備する必要があるため、「実は貯金がほとんどなかった…」という人は慎重な計画が求められます。

また、別居先の住居を借りるための初期費用(敷金・礼金など)も無視できません。

実際に「想定以上に費用がかかって精神的にも負担だった」と感じる人も多く、経済的な備えは別居成功のカギになります。

(2)悪意の遺棄と判断されるリスク

正当な理由なく一方的に別居を始めた場合、「悪意の遺棄」とみなされてしまうリスクがあります。

これは、民法における離婚事由の一つで、「配偶者としての義務を果たしていない」と判断される可能性があるのです。

たとえば、暴力やモラハラなど明確な理由がないまま、連絡もせずに出ていってしまうと、「勝手に家を出て行った有責配偶者」とされかねません。

そうなると、離婚時の慰謝料や親権争いで不利になることも。

このリスクを避けるには、別居を開始する前に「別居に至った理由」を明確にし、書面やLINEなどで証拠を残しておくことが重要です。

加えて、相手に生活費(婚姻費用)を請求しておくことも「配偶者としての責任を果たしている」と示す有効な手段になります。

(3)浮気や財産隠しに気づきにくくなる

別居によって物理的な距離ができると、相手の行動を把握するのが難しくなります。

これは、浮気や不倫などの不貞行為を見逃してしまうリスクにつながります。

同居していれば、帰宅時間やスマホの使い方、ちょっとした言動から違和感を察知することもありますが、別居中はそれが一切できません。

結果として、「気づいた時には証拠が掴めない」「離婚時に有利な材料を失った」となるケースもあるのです。

また、財産分与に関する問題でも、相手が別居期間中に資産を隠したり、使い込んだりするリスクがあります。

通帳やカードの履歴を事前にコピーしておくなど、別居前の準備がその後の離婚交渉を大きく左右します。

(4)子どもの精神面

夫婦の別居は、当事者だけでなく子どもの心にも大きな影響を与える可能性があります。

特に突然の別居は、子どもにとって「なぜパパ(ママ)と住めなくなったの?」という混乱や不安の原因になることがあります。

年齢によって受け止め方は異なりますが、「自分のせいで別れたのではないか」と思い込む子どもも少なくありません。

その結果、情緒が不安定になったり、学校生活に支障が出るケースも報告されています。

別居を決断する前には、子どもの年齢や性格をふまえた説明が必要です。

そして、できる限り日常生活のリズムを維持し、両親ともに関わり続けることが大切です。

子どもにとって「親が離れても、自分は愛されている」という安心感を保つことが、別居の影響を最小限にする鍵になります。

3. 別居前にやるべき準備とチェックリスト

別居前 やるべき準備

よほどの理由がない限り、いきなり別居をはじめるのはご自身の負担が大きくなってしまいます。

ですから、別居をする前に下記の4つに注目して、しっかりと準備をしていきましょう。

  •  別居理由をメモしておく
  • 証拠収集・相談の準備を怠らない
  • 婚姻費用の請求手続きを確認
  • 子どもの生活環境を守る工夫を

別居は勢いではなく「準備」がカギです。

感情的になる前に、冷静な段取りと証拠の確保を進めましょう。

(1)別居理由をメモしておく

「なぜ別居するのか?」を自分の中で明確にしておくことは、のちの調停や裁判で大きな力になります。

モラハラ、暴言、生活態度の不一致など、日々の出来事を日時とともに記録しておくことで、説得力のある主張につながります。

これは“感情の整理”という意味でも重要です。

書き出すことで、自分が何にどれほど傷ついていたのか、何が限界だったのかを冷静に見つめ直せるようになります。

また、この記録は弁護士やカウンセラーに相談する際の資料としても役立ちます。

できれば手帳や日記アプリ、メールやLINEのスクリーンショットも残しておくと、証拠としての信ぴょう性が増します。

(2)証拠収集・相談の準備を怠らない

別居は感情の爆発で始めるのではなく、証拠の準備から始めるべきです。

モラハラの発言録、暴言・暴力の録音、LINEのやり取りなど、客観的に「この関係は継続が困難」と判断できる材料を集めておくことが非常に重要です。

また、相手の収入や財産状況を把握することも忘れずに。

通帳のコピーや給与明細、財産目録などを写真に撮っておくことで、将来の婚姻費用請求や財産分与で役立ちます。

さらに、法律の専門家や夫婦カウンセラーに事前相談しておくと、自分の判断に自信が持てるようになります。

突然の別居ではなく、段取りを踏んだ計画的な別居は、その後の離婚プロセスでもトラブルを回避する大きな武器になります。

(3)婚姻費用の請求手続きを確認

別居後の生活を安定させるうえで、「婚姻費用」の請求は欠かせないポイントです。

婚姻費用とは、別居しても夫婦として生活を維持するために一方が他方に支払う生活費のこと。

法律で定められた義務なので、収入に差がある場合はきちんと請求できます。

請求はまず、話し合いによる「任意交渉」が基本ですが、応じてもらえない場合は家庭裁判所に「婚姻費用分担調停」を申し立てる流れになります。

この調停では、双方の収入や子どもの人数をもとに、標準算定表に基づいて支払額が決定されます。

大切なのは、別居後すぐに動くこと。

後回しにすると「別居開始日以降」の費用しか請求できなくなる可能性もあるため、スムーズに生活を切り替える準備の一環として、事前に制度の流れを確認しておきましょう。

(4)子どもの生活環境を守る工夫を

別居を考える際、最も配慮すべきなのが「子どもの生活と心の安定」です。

親の事情で環境が大きく変わることに、子どもは強い不安や戸惑いを感じます。

そのため、別居してもできる限り“これまで通り”の生活リズムを守ることが重要です。

例えば、通学先を変えずに済むよう配慮したり、学校や習い事を続けられるよう調整したりすることが、子どもにとっての安心材料になります。

両親が協力して面会や連絡を継続できるようにすることも、精神的な支えになります。

また、子どもには年齢に応じた言葉で説明し、「あなたのことはずっと大切に思っている」と繰り返し伝えることが大切です。

親の別居が「自分のせいかも」と思わせないよう、安心感を与える工夫が求められます。

4. 一人で行動するのが不安な場合は専門のカウンセラーに相談を

もし、一人で別居の準備をするのが不安な場合は、専門のカウンセラーに相談して一緒に準備をしていきませんか?

一人で抱え込まず、信頼できる専門家に相談することが安心への第一歩です。

実績ある相談窓口を上手に活用しましょう。

別居や離婚に関する悩みは、ときに身近な人にも話しづらいものです。

感情的な迷いや法律的な不安が絡むからこそ、第三者である専門家の存在が大きな支えになります。

岡野あつこの離婚相談救急隊が選ばれる理由

夫婦修復率99%

 岡野あつこの離婚相談救急隊【コースと費用】

離婚相談救急隊では、全国7カ所のサロンでの対面相談、オンライン相談、電話相談、夫婦カウンセリング等ご状況にあわせてお選びいただけるプランを豊富にご用意しています。

◆オンラインビデオ相談
サロンにお越しになれないご相談者の為にzoomなどで相談を承ります。
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆代々木サロン
JR代々木駅から徒歩4分、新宿駅南口から徒歩7分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆横浜サロン
JR関内駅南口から徒歩1分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆名古屋サロン
名古屋駅から徒歩6分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆大阪サロン
大阪地下鉄四ツ橋駅・中央線・御堂筋線 本町駅から徒歩4分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆電話相談
サロンにお越しになれないご相談者の為にお電話でで相談を承ります。
電話相談11,000円(税込)※お一人様60分

ご予約はこちら

◆岡野あつこ カウンセリング(代々木サロン)
岡野あつこがご相談者ご自身の幸せを最優先に考え、やるべきこと、考えるべきことを具体的にお一人お一人の立場や状況に合わせて具体的にサポートする特別指南コースです。
16,500円~55,000円(税込) ※多様なコースあり

【岡野あつこ指名】ご予約はこちら

その他、3ヶ月から1年間にわたり、離婚や夫婦関係の修復を継続的にサポートするスペシャルサポートシステムなど、様々なサービスを通じて、相談者一人ひとりの状況に応じた適切なサポートを提供しています。

具体的なプランや料金やご予約方法、カウンセリングの流れは、「料金表」のページでご確認のうえ、お気軽にお尋ねください。

離婚カウンセリング | 料金表

別居後の不貞は違法?慰謝料請求の可否と注意点を解説

「別居してるから恋愛しても問題ないでしょ?」

そう考えて行動した結果、慰謝料を請求されてしまったというケースが急増しています。

「別居中の不倫・不貞行為」が本当に違法になるのか、慰謝料は請求できるのかを、法律的観点からわかりやすく解説していきます。

  • 別居中の不倫・不貞行為は違法なのか
  • 不貞と認定されるケース・されないケースについて解説
  • 不貞の証拠として有効なもの3選
  • 不貞の証拠として不十分と判断されてしまうもの2選
  • 誤解しやすいポイント

もし、現在別居後の不倫行為にお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

1. 別居後の不倫・不貞行為は違法になるのか?

岡野あつこ公式チャンネルより引用

「別居中だからもう自由に恋愛してもいい」と思い込んでいる方は要注意です。

実は、別居していても“婚姻関係が継続している状態”であれば、他人と性的関係を持つことは法的には「不貞行為」として扱われる可能性が高いのです。

ここからは、以下について分かりやすく解説をしていきます。

  • 民法における不貞行為とは?
  • 別居=破綻ではない?わかりやすい判断基準
  • 別居中の交際は違法なのか?

(1) 民法での「不貞行為」とは何か?

民法上の「不貞行為」とは、配偶者以外の異性と自由意思に基づいて性的関係を持つことを指します。

ポイントは「肉体関係の有無」であり、単なるキスや連絡のやり取りだけでは原則として不貞とはされません。

つまり、別居中にパートナーが性的関係を持った場合、婚姻が続いている限り、それは不貞行為に該当する可能性があるのです。

(2) 別居=破綻ではない?その判断基準

「もう一緒に暮らしてないんだから、夫婦関係は終わってる」と考えるのは早計です。

法的に「婚姻関係が破綻しているかどうか」は、実際の生活実態や再構築の意思があるかどうかで判断されます。

例えば、まだ離婚協議が進んでおらず、夫婦のどちらかが復縁を希望している場合には「破綻していない」とされることも。

(3) 別居中の交際はグレーゾーン?弁護士の見解

別居中の恋愛や性交渉も「婚姻関係が破綻していない限り、不貞として認定される可能性がある」というのが真実です。

裁判では「いつ婚姻関係が事実上終了したか」という点が重視され、その証明がなければ不貞行為として責任を問われるリスクがあるのです。

2. 慰謝料請求はできる?不貞認定されるケース・されないケース

ここからは、慰謝料の請求が認められた事例と認められなかった事例をご紹介します。

(1) 慰謝料が認められた事例

夫婦は別居をしており、現在は離婚協議中。

まだ法律的な整理が行われていない段階で不倫が発覚しました。

この場合「不貞行為」として慰謝料が認められたケースがあります。

(2) 慰謝料が認められなかった事例

関係が冷え切っており、数年以上にわたり会話や接触がありませんでした。

この状態で不倫が発覚。慰謝料の請求を行いましたが、「婚姻関係の実質的な破綻」が成立していると判断されました。

よって、こちらのケースは不貞と認められなかった判例があります。

(3) 不倫相手への請求の可否

不倫の相手方に対して慰謝料を請求するには、「相手が既婚者であることを知っていた、あるいは知るべき状況だった」という条件が必要です。

3. 不貞の証拠として有効なもの3選

不貞の証拠として有効なもの3選

不倫や不貞行為を訴えるには、“証拠”が不可欠です。

その証拠として有効なものは、以下の3つです。

  • ホテルや相手宅の出入りを撮影した写真や動画
  • ラブホテルの利用履歴
  • LINEのやり取りやSNSの投稿

特に、別居中の場合は「破綻前の関係かどうか」を証明するためにも、証拠の信頼性が問われます。

ここでは、裁判で有効とされる証拠と、逆に信用されにくいケースについて解説します。

(1) ホテルや相手宅への出入りを撮影した写真や動画

実際にホテルや不倫相手の自宅に出入りしている様子を撮影した記録は、非常に強力な証拠になります。

滞在時間の長さや時間帯も重要です。

(2)ラブホテルの利用履歴

レシート、クレジットカード明細、GPSデータなど、ラブホテルの利用を示す客観的な記録も不貞の立証に有効です。

(3)LINEのやり取りやSNSの投稿

「愛してる」「今夜会いたい」といった性的関係を示唆する内容が含まれるメッセージや、親密な様子が伺える投稿も証拠として使えます。

4. 不貞の証拠として不十分と判断されてしまうもの2選

せっかく証拠を取ったと思っても、不貞の証拠として不十分と思われてしまうものもあります。

それは、以下の2つです。

  • 一緒に食事をしている写真
  • 単なる連絡履歴や電話

下記で詳しい解説を行います。

(1) 一緒に食事をしている写真

ただ二人で食事をしているだけでは、残念ながら不貞行為の決定的証拠にはなりません。

親しい友人関係として判断されてしまう可能性があるため、証拠としての効力は低いということを覚えておきましょう。

(2)単なる連絡履歴や電話

頻繁に連絡を取り合っていたとしても、それだけでは肉体関係を証明するには不十分と判断されがちです。

慰謝料を請求するための証拠集めだとしたら、写真などの強い証拠を集めることをおすすめします。

5. 証拠の集め方と注意点3つ

別居後の不倫の証拠を集めたくても、集め方には注意が必要です。やり方を間違えてしまうと法に触れてしまうこともあるからです。

気を付けたい証拠の集め方と注意点は、下記のとおりです。

  • 探偵に依頼する
  • 違法収集は避ける
  • デジタル情報の扱いには注意

下記で詳しく解説します。

(1)探偵に依頼する

プロの調査会社であれば、合法的かつ裁判で通用する形で証拠を取得してくれます。

特に、尾行や張り込みによる映像資料などは高い証拠能力があります。

自分でも尾行や張り込みは可能ですが、仕事や子育ての合間だとなかなか時間を取ることも難しいですよね。

そういった場合は、思い切ってプロの力を借りてみることをおすすめします。

(2)違法収集は避ける

盗聴、無断でのスマホ閲覧や録音など、プライバシーを侵害する行為は証拠として無効になったり、逆に訴えられるリスクもあります。

日本の法律では、プライバシーの保護という部分にとても重きを置いています。

もし、スマホやPCから証拠を取るときは、方法に十分留意して進めましょう。

(3)デジタル情報の扱いには注意

LINEのスクリーンショットやクラウドデータの保存は便利ですが、改ざんされやすい形式であることも事実です。

信頼性の高い保全手段を選びましょう。

6. 誤解しやすいポイントと正しい理解

別居中の恋愛や不倫に関しては、法律と一般常識にギャップがあります。「これくらいなら大丈夫」と思っていたことが、実は法的にはアウトだった。

そんな事態を防ぐために、ここではよくある誤解と正しい理解を整理します。

よくある誤解:「別居後なら自由恋愛」

「もう別れて暮らしてるし、何をしようと関係ないでしょ?」

この考え方は非常に危険です。

婚姻関係は法的に継続している限り、「不貞行為」に該当するリスクがあります。

別居しているというだけで、恋愛や性交渉が合法になるわけではありません。

特に、離婚協議中や、復縁の可能性が残っている状況では、「婚姻関係の破綻」とは判断されないことが多いため要注意です。

真実:「別居していても婚姻関係が残っていれば不貞になる」

法律上の不貞行為は、「婚姻関係がある状態で、自由意思によって性的関係を持つこと」と定義されています。

つまり、別居していても“破綻が認定されない限り”、第三者との性交渉は不貞とされ、慰謝料の対象になります。

別居期間の長さよりも、「夫婦関係が実質的に終わっていたかどうか」が重要な判断材料になるのです。

7. 裁判所が婚姻関係が破綻していると判断しているポイント4つ

婚姻関係が破綻していると判断されるポイント4つ

裁判所は次のようなポイントから「婚姻関係が破綻しているかどうか」を判断しています。

そのポイントは、以下の通りです。

  • 離婚協議が進んでいるかどうか
  • 子どもの世話や生活費の支払いなど、夫婦間の関係性
  • 別居の原因や経緯(どちらが希望して出たか等)
  • 連絡や接触の頻度

これらの要素を総合的に見て、「まだ婚姻関係が続いている」と判断されれば、不貞行為として慰謝料請求が認められる可能性があるのです。

まとめ:別居後でも「不貞」は成立する場合がある

別居しているからといって、配偶者以外の異性と自由に交際しても問題ないわけではありません。

たとえ夫婦が物理的に離れて暮らしていても、法的には婚姻関係が継続している限り、「配偶者に対する貞操義務」は残されています。

そのため、別居後に恋愛関係や性的関係を持った場合でも、相手の配偶者から「不貞行為」として慰謝料請求を受ける可能性があります。

特に、別居の理由や時期、双方の合意内容、離婚協議の進行状況などによっては、裁判上も不貞と認定されやすくなるため注意が必要です。

別居中であっても、法的なリスクを回避するためには、新たな交際を始める前に離婚が成立していることが望ましいと言えるでしょう。

あなたの今一番お辛い部分を一緒に悩み、納得のいく答えが出るようにサポートいたしますので、ぜひご連絡ください。

岡野あつこの離婚相談救急隊が選ばれる理由

夫婦修復率99%

岡野あつこの離婚相談救急隊【コースと費用】

離婚相談救急隊では、全国7カ所のサロンでの対面相談、オンライン相談、電話相談、夫婦カウンセリング等ご状況にあわせてお選びいただけるプランを豊富にご用意しています。

◆オンラインビデオ相談
サロンにお越しになれないご相談者の為にzoomなどで相談を承ります。
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆代々木サロン
JR代々木駅から徒歩4分、新宿駅南口から徒歩7分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆横浜サロン
JR関内駅南口から徒歩1分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆名古屋サロン
名古屋駅から徒歩6分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆大阪サロン
大阪地下鉄四ツ橋駅・中央線・御堂筋線 本町駅から徒歩4分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆電話相談
サロンにお越しになれないご相談者の為にお電話でで相談を承ります。
電話相談11,000円(税込)※お一人様60分

ご予約はこちら

◆岡野あつこ カウンセリング(代々木サロン)
岡野あつこがご相談者ご自身の幸せを最優先に考え、やるべきこと、考えるべきことを具体的にお一人お一人の立場や状況に合わせて具体的にサポートする特別指南コースです。
16,500円~55,000円(税込) ※多様なコースあり

【岡野あつこ指名】ご予約はこちら

その他、3ヶ月から1年間にわたり、離婚や夫婦関係の修復を継続的にサポートするスペシャルサポートシステムなど、様々なサービスを通じて、相談者一人ひとりの状況に応じた適切なサポートを提供しています。

具体的なプランや料金やご予約方法、カウンセリングの流れは、「料金表」のページでご確認のうえ、お気軽にお尋ねください。

離婚カウンセリング | 料金表

夫婦円満の秘訣とは?喧嘩・冷める関係を防ぐ実践ポイント3つ

夫婦円満とは、いったいどんな夫婦を指すでしょうか?

「最近、夫婦の会話が減ってきた気がする…」「このままでいいのかな…?」

そんな不安、誰にも言えず抱えていませんか?

この記事では、専門カウンセラーの視点と心理学的アプローチを交えて、夫婦円満を保つための実践的な“秘訣”をご紹介します!

今日からできる小さな変化が、未来の大きな安心につながるかもしれませんよ。

1、夫婦円満の秘訣とは?最初に押さえるべきポイント3つ

夫婦円満になりたいと思っているということは、まだ相手に対して愛情を持っているということ。

難しいところからはじめるのではなく、今すぐにできるところからはじめてみませんか?

夫婦円満な関係を築きたいと思う人が今すぐできるポイントは、以下の3つです。

  •  夫婦は少しでも夜の時間を一緒に過ごす
  •  日々の「ありがとう」「大丈夫?」が絆を深める
  • 一人の時間も大切にする

「夫婦円満=特別な人たちの話」…そう思っていませんか?

実は、どんな夫婦も“ちょっとした意識の違い”で関係は大きく変わるのです!

まず知っておいてほしいのは、「完璧な関係を目指す必要はない」ということ。

夫婦関係とは、日々の積み重ねそのものが価値であり、「続けようとする気持ち」に意味があります。

心理学の観点では、安定したパートナーシップには「共感」「承認」「安心」の3要素が不可欠。

つまり、日常の中で交わす「ありがとう」や「どうしたの?」といったシンプルな言葉が、信頼の架け橋になります。

また、円満な夫婦に共通するのは“努力している”という事実。

「夫婦なんだから察してよ」ではなく、「分かり合いたい」という前向きな姿勢こそが、心の距離を近づける最初の一歩なんです。

2、夫婦円満と言われるカップルの特徴5つ

出典:岡野あつこ公式チャンネル

夫婦円満と言われるカップルが自然とできていることは、以下の5つです。

  •  夜の夫婦時間を大切にしている
  • 思いやりと感謝の言葉を忘れない
  • 会話・スキンシップを日常的にとっている
  • 家事・育児の役割分担ができている
  •  一人の時間もお互いに大切にしている

「どうしてあの夫婦はあんなに仲が良さそうなの?」

そんな疑問を持ったこと、ありませんか?

実は、うまくいっている夫婦には明確な“共通点”があるんです。以下では、特に再現性が高く、誰でも実践しやすい5つの特徴を詳しく紹介していきます。

(1)夜の夫婦時間を大切にしている

「日中は忙しくてすれ違いばかり…」という夫婦でも、夜の時間は“ふたりの関係を取り戻すチャンス”です。
実際、うまくいっている夫婦ほど、夜の過ごし方を大切にしているという共通点があります。

たとえば、子どもが寝た後の30分だけ、「今日はどうだった?」とお茶を飲みながら語り合う。

一緒にドラマを見るたり、肩を寄せて座ったり。


そんな些細な時間でも、ふたりだけの“安心できる空間”が生まれるのです。

心理学では、関係性の満足度を高めるには「質より頻度」が重要だとされています。

つまり、深い話をしようと気負うよりも、何気ない会話を日常的に交わすことの方が、絆を深めやすいのです。

また、夜の時間はリラックスしているぶん、本音が出やすい時間帯でもあります。

「今日こんなことでイライラしちゃって…」と素直に話せたり、「頑張ってるの知ってるよ」と一言添えるだけで、1日の疲れがふっと軽くなることも。

意識したいのは、「夜は夫婦にとって“感情を再接続するゴールデンタイム”である」ということ。

朝や昼にうまく伝えられなかった想いも、夜の静けさの中なら、素直に言葉にできるかもしれません。

ほんの10分でもいいんです。


“今日の自分”を誰よりもわかってくれる相手と向き合う、その時間が、明日の信頼と安心をつくっていくのです。

(2)思いやりと感謝の言葉を忘れない

出典:岡野あつこ公式チャンネル

「ありがとう」や「助かったよ」という言葉、最近ちゃんと伝えていますか?

長く一緒にいるほど、「言わなくてもわかるでしょ」となりがちですが、実は言葉にしなければ伝わらないのが人間の感情です。

思いやりは、表情や行動だけでなく、言葉として明確に届けることで相手の心に深く届きます。

感謝の言葉を日常に取り入れている夫婦は、自然とお互いを尊重する姿勢が根付き、衝突の回避力も高まります。

(3)会話・スキンシップを日常的にとっている

「今日何食べた?」そんな小さな会話でも、毎日の積み重ねが信頼関係の礎になります。

うまくいっている夫婦は、“話すことそのもの”を大切にしているんです。

また、会話だけでなく、ちょっとしたスキンシップも重要です。

例えば、肩に触れたり、手をつないだり。目を見て笑い合うという行動も大きな効果があります。

これらは言葉にならない「大切にしている」というメッセージ。

たとえ忙しくても、“1日1スキンシップ”を意識している夫婦は、自然と安心感が育まれています。

(4)家事・育児のタスクをお互いに意識できている

夫婦円満な家庭は、家事や育児をお互い助け合ってこなしています。

役割分担を明確にしてしまうと、それぞれが仕事や子育て等で余裕をなくてしまったときに相手に頼りにくくなってしまう可能性も。

お互いがお互いに相談しやすいような風通しの良い家庭を意識して、協力する姿勢をお互いに大切にするようにしましょう。

家庭というチームが機能するには、“任せること”と“頼ること”のバランス感覚が必要なのです。

(5)一人の時間もお互いに大切にしている

出典:岡野あつこ公式チャンネル

意外かもしれませんが、「常に一緒にいる=円満」ではありません。

むしろ、自分の時間を確保できている夫婦のほうが、相手を思いやる余裕があるのです。

趣味の時間、友人との外出、ひとりカフェ…。

こうした“心を整える時間”があることで、相手に対してもイライラしにくくなります。

そして、再び一緒に過ごす時間が「ただの生活」から「一緒にいたい時間」に変わっていくのです。

3、 よくある夫婦の悩みとその原因5つ

「最近、なんだかイライラすることが増えたな…」

そんなふうに感じたことがあれば、それは夫婦間に“すき間”が生まれているサインかもしれません。

まず、よくあるのが「夫婦喧嘩が絶えない」という悩み。

多くの場合は“話の仕方”や“伝え方”に原因があります。

次に、「会話が減ってきた」「なんとなく気まずい」という声。

さらに、「もう気持ちが冷めてきたかも」と思うことも。

ちょっとした違和感や不満を見過ごすと、それが積み重なって「もう無理」に変わる危険性も。

下記の5つに該当する方は注意が必要です。

  • 喧嘩が絶えない:コミュニケーション不足と価値観のすれ違い
  • 会話が減った:忙しさによる心の距離の拡大
  • 気持ちが冷めてきた:小さな不満の積み重ねと感情の放置
  • 相手にイライラする:期待と現実のギャップが原因に
  • 離婚がよぎる:問題解決の糸口が見つからず、孤独を感じている

こうした“よくある悩み”は、実はどれも「対話」や「理解」のちょっとしたズレから始まります。

「結婚生活、思っていたのと違うかも…」

そんなふうに感じ始めたとき、人は悩みを抱えながらもなかなか声に出せないものです。

詳しく解説していきます。

(1)喧嘩が絶えない:コミュニケーション不足と価値観のすれ違い

「また言い合いになった…」「なんで分かってくれないの?」

喧嘩が多い夫婦のほとんどに共通するのが、“コミュニケーションの断絶”です。

夫婦の喧嘩は内容よりも**「言い方」や「タイミング」**が原因で悪化することが多いです。

たとえば、感情的に話し始めたり、相手の話をさえぎったりしてしまうと、たとえ正論でも伝わりません。

さらに、結婚当初は気にならなかった価値観のズレ(お金の使い方、子育て、仕事観など)が、生活の中で徐々にストレスに変わっていきます。

大切なのは、“勝つために話す”のではなく、“理解するために聞く”姿勢。

相手を責める前に、「何が伝わっていないのか?」を意識するだけで、会話の質は大きく変わります。

(2)会話が減った:忙しさによる心の距離の拡大

「最近、全然会話してないかも…」

その沈黙は、ただの“疲れ”のせいではないかもしれません。

多くの夫婦は、仕事・育児・家事という毎日の忙しさの中で、お互いを気にかける余白を失っていきます。

「いま声をかけたら迷惑かな」「どうせ聞いてくれないだろう」――そんな小さな遠慮や諦めが積み重なり、会話が義務的・形式的になってしまうのです。

夫婦の会話は、問題を解決するだけでなく、心をつなぐ“栄養”でもあります。

たとえ1分でも、「今日どうだった?」の一言を意識することから、関係修復は始まるのです。

(3)気持ちが冷めてきた:小さな不満の積み重ねと感情の放置

「もう一緒にいてもドキドキしない」「なんでこの人と結婚したんだろう…」

そう感じてしまう時期は、実はどの夫婦にも訪れます。

愛情が冷めたように見える原因の多くは、**小さな違和感や不満を放置してきたことによる“感情の摩耗”**です。

「言っても直らないから我慢しよう」「また喧嘩になるし…」と心にフタをしていると、知らないうちに相手への期待値がゼロに。

でも、感情はゼロにはなっていません。

“見ないようにしているだけ”なのです。

まずは、自分の中のモヤモヤを言語化してみること。そこから感情の再接続が始まります。

(4)相手にイライラする:期待と現実のギャップが原因に

「なんでこんなこともできないの?」「また同じことで注意させないで…」

そのイライラ、怒りではなく“期待の裏返し”かもしれません。

人は、自分が「普通にできる」と思っていることを、相手にも求めてしまいがち。

でも、夫婦といえども別の環境で育った他人同士。“違って当然”という視点を持てないと、怒りや落胆が連鎖的に起こります。

また、相手に「変わってほしい」と強く願うほど、「自分ばかり頑張っている」という孤独感も強くなり、イライラに拍車がかかります。

そんな時こそ、自分の気持ちを落ち着けた上で、「してほしいこと」を責め口調ではなくお願いの形で伝えることが大切です。

(5)離婚がよぎる:問題解決の糸口が見つからず、孤独を感じている

「このまま続ける意味があるのかな」「いっそ終わりにした方が…」

この悩みが頭をよぎるとき、多くの人は本心では「離婚したい」よりも「誰かに助けてほしい」と感じています。

実際、離婚が選択肢に入る背景には、“話し合いができない関係性”と“孤独感”があります。

問題を共有できない、相談しても軽く流される、味方がいない…。

そうした積み重ねが「もう無理かも」と感じさせてしまうのです。

でも、離婚という選択をする前に、できることはまだたくさんあります。

第三者の視点を借りるだけでも、気づかなかった糸口が見つかることがあります。

「一緒に悩んでくれる人」がいるかどうか、それだけでも心の支えになるはずです。

4、 夫婦円満な関係を保つための秘訣5選

「夫婦関係って、どうすれば続くんだろう?」

そんな悩みを抱えるあなたにこそ知ってほしい秘訣は、以下の5つです。

  • 「ありがとう」「おつかれさま」を毎日伝える
  •  意識的にスキンシップの時間をつくる
  • 一人の時間も大切にする
  •  週1の“本音トーク時間”を決める
  • 喧嘩の直後に感情的な対応を避ける

そんな悩みを抱えるあなたにこそ、知ってほしい“日常でできる具体的な行動”があります。

(1)「ありがとう」「おつかれさま」を毎日伝える

一番簡単なのに、一番忘れがちなのがこの習慣。

「ありがとう」「助かったよ」「今日もお疲れさま」――たった一言で、相手の存在が“認められた”と感じられるのです。

感謝の言葉は、どんな高価なプレゼントよりも心に響くことがあります。

逆に、どんなに手間をかけても「当たり前」とスルーされれば、虚しさだけが残ってしまいますよね。

心理学でも、「承認」は人間関係の維持に不可欠な要素とされています。

だからこそ、毎日必ずひとつ、相手に言葉で“ありがとう”を伝えてみてください。

小さな変化が、やがて信頼という大きな土台を作っていきます。

(2)意識的にスキンシップの時間をつくる

「昔はよく手をつないでたな…」

スキンシップは、愛情ホルモン“オキシトシン”の分泌を促し、安心感を育むとされる重要なコミュニケーションです。

でも、子どもが生まれたり、忙しさに追われたりすると、意識しない限りどんどん減ってしまいます。

手をつなぐ、ハグをする、マッサージをしあう――それだけで言葉にならない「大切にされている感覚」が得られるのです。

大切なのは、“触れる”ことに意味があると知っておくこと。

恥ずかしがらずに、まずは軽いタッチから再開してみませんか?

(3)一人の時間も大切にする

出典:岡野あつこ公式チャンネル

「ずっと一緒にいるからこそ、距離をとる時間も必要」

これは、長続きしている夫婦ほど口を揃えて言うことです。

人は誰でも、ひとりで考えたり、好きなことをしたりする時間を通じて、自分を整えます。

この“自分を大切にする時間”がないと、相手に対しても優しくなれなくなるのです。

一人の時間を持つことで、再び相手と向き合ったときに、リセットされた心で接することができるようになります。

適度な距離は、冷たさではなく、信頼の証。

「べったり=仲良し」ではない、新しい夫婦像を築いていきましょう。

(4)週1の“本音トーク時間”を決める

忙しい毎日の中で、じっくり話す時間がない――それが“気づかぬズレ”の原因になります。

だからこそ、意識的に「本音を言い合う時間」を確保するのが効果的です。

ルールはシンプルでOK。

たとえば、週に1回30分だけ、お互いに「最近思っていること・感じていること」を話し合う。

一方が話す間、もう一方は口を挟まず聞く。感想も評価もしない。

この“ただ聞く時間”があるだけで、相手は「受け止めてもらえた」と感じられます。

信頼関係は、こうした定期的な“感情の共有”によって育まれていくのです。

(5)喧嘩の直後に感情的な対応を避ける

喧嘩をゼロにするのは無理。でも、喧嘩を「壊れるきっかけ」にしない方法はあります。

それが、「喧嘩の直後に冷静な時間を取ること」。

感情が高ぶっているときに話し合いを続けると、言わなくていいことまで言ってしまい、修復がより難しくなります。

むしろ、「少し頭を冷やしてから話そう」と時間を置くことで、お互いの感情を整理する余裕ができます。

その後の“仲直りの質”がまるで変わるんです。

夫婦関係は、喧嘩の数ではなく「仲直りの仕方」で決まります。

だからこそ、“一呼吸おく勇気”を持つことが、円満の秘訣なのです。

5、離婚を避けたいあなたへ:知っておくべき兆候と対策6つ

離婚を避けたいあなたにとって、もし下記の6つのうち1つでも該当している場合、注意が必要です。

  •  会話が義務的・事務的になっている
  • スキンシップがゼロになった
  • 相手への関心より「無関心」が強くなる
  • 「一緒にいても疲れる」と感じる
  • 相手の言動にすぐイラッとする
  • 離婚・別居という言葉がふと頭をよぎる

「もしかして、このまま離婚になるのでは…?」

そんな予感が脳裏をよぎったら、それは関係を見直すサインかもしれません。

(1)会話が義務的・事務的になっている

「ゴミ出しは?」「保育園の連絡帳書いた?」

こうした連絡事項だけの会話になっていませんか?

夫婦のコミュニケーションが生活の報告・指示だけになってくると、心のつながりが徐々に薄れていきます。

本来、夫婦の会話は感情の共有や共感が土台。

「今日、どんなことがあったの?」といった他愛のない話が消えていくと、まるで同居人のような関係に近づいてしまいます。

(2)スキンシップがゼロになった

手をつなぐ、抱きしめる、軽く触れる――そんな触れ合いは、夫婦の関係に“ぬくもり”をもたらします。

しかし、スキンシップが完全になくなると、それは心の距離が物理的な距離として表れていることも。

「忙しいから」「なんとなく恥ずかしいから」と先延ばしにしていると、それが当たり前の空気になってしまいます。

特に、触れられることに嫌悪感を感じ始めたら、それは心のSOSかもしれません。

(3)相手への関心より「無関心」が強くなる

「今日は何してたのかも気にならない」――それは“無関心”の始まりです。

喧嘩が多いうちはまだ、お互いへの期待や関心があります。

しかし、無関心は最も深刻な状態。興味もなくなり、行動も気にしない状態は、愛情が枯れている可能性が高いです。

この段階に入ると、「いなくても気にならない」「存在が空気のよう」と感じることも。

夫婦関係において、最も危険なフェーズといえるでしょう。

(4)「一緒にいても疲れる」と感じる

もともとは一番リラックスできるはずの相手。

なのに、「一緒にいると気を使う」「なんとなく居心地が悪い」と感じていませんか?

この違和感の正体は、感情のすれ違いや未処理の不満。

本音を言えない・聞いてもらえないという空気が積み重なると、精神的に消耗する関係に変わってしまいます。

このままでは、どちらか一方、もしくは双方が「一緒にいること自体がストレス」となり、回避行動を取るようになるリスクが高まります。

(5)相手の言動にすぐイラッとする

昔は気にならなかった些細な行動に、やたらとイライラしてしまう――それは、蓄積された不満の“出口”として感情が漏れている状態です。

たとえば、食べ方、言葉の使い方、表情、返事のトーン…

それら一つ一つに反応してしまうのは、相手に対する“信頼残高”が減っているサイン。

「理解されない」「大切にされていない」と感じている場合、感情のコントロールも難しくなってきます。

(6)離婚・別居という言葉がふと頭をよぎる

「別れた方が楽かも」「この生活、あと何年続けるんだろう…」

そんな考えが“ふと”頭に浮かぶとき、それは無意識が発する危険信号です。

明確に離婚を決意していなくても、「今のままでは限界だ」と感じている証拠。

この段階に入ったときこそ、真剣に「どうしたいのか」「何がつらいのか」を見つめ直す必要があります。

このサインを見過ごさず、早めに対処することで、最悪の事態を避けることが可能です。

カウンセリングなどの外部サポートも、選択肢に加えてみてください。

6、 夫婦カウンセリングという選択肢を

下記の5つに該当する方は、専門家に直接相談をしてみませんか?

  • 何を話しても喧嘩になる
  • 相手が話を聞いてくれない/会話にならない
  • 自分の気持ちが限界に近いと感じている
  • 「離婚すべきか」と迷って苦しい
  • 本音を出せる相手がいない

「もう、どうしたらいいかわからない…」

そんなときこそ、夫婦カウンセリングを活用するタイミングです。

夫婦円満は日々の積み重ねから

夫婦円満の秘訣は、「特別なことをすること」ではありません。

感謝の言葉、思いやりの態度、短くても意味のある会話――

そんな小さな積み重ねが、長く続く関係の“基礎”になります。

「もう遅いかも…」と感じている方も大丈夫。

今日、この記事を読んだ“今”が、変化の始まりです。

まずはひとつ、「ありがとう」を伝えてみませんか?

離婚・夫婦修復のお悩みは
岡野あつこの離婚相談救急隊へ

夫婦のお悩みでしたら、離婚・修復相談累計3万件以上の相談実績、夫婦関係の修復率99%を誇る岡野あつこの離婚相談救急隊へお任せください。

離婚カウンセラーの第一人者である岡野あつこが、相談者様が抱えるお悩みに親身になって向き合い、一人ひとりに合った「本当の幸せ」を見つけ出すためにサポートいたします。

また必要に応じて、弁護士などの専門家と連携して問題解決に向き合います。

「離婚したい」「夫婦関係を修復したい」など夫婦問題のことなら、どんなことでもお話を伺います。安心の返金保証制度もありますので、お気軽にご相談ください。

岡野あつこの離婚相談救急隊が選ばれる理由

夫婦修復率99%

 岡野あつこの離婚相談救急隊【コースと費用】

離婚相談救急隊では、全国7カ所のサロンでの対面相談、オンライン相談、電話相談、夫婦カウンセリング等ご状況にあわせてお選びいただけるプランを豊富にご用意しています。

◆オンラインビデオ相談
サロンにお越しになれないご相談者の為にzoomなどで相談を承ります。
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆代々木サロン
JR代々木駅から徒歩4分、新宿駅南口から徒歩7分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆横浜サロン
JR関内駅南口から徒歩1分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆名古屋サロン
名古屋駅から徒歩6分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆大阪サロン
大阪地下鉄四ツ橋駅・中央線・御堂筋線 本町駅から徒歩4分
初回対面相談16,500円(税込)※お一人様90分

◆電話相談
サロンにお越しになれないご相談者の為にお電話でで相談を承ります。
電話相談11,000円(税込)※お一人様60分

ご予約はこちら

◆岡野あつこ カウンセリング(代々木サロン)
岡野あつこがご相談者ご自身の幸せを最優先に考え、やるべきこと、考えるべきことを具体的にお一人お一人の立場や状況に合わせて具体的にサポートする特別指南コースです。
16,500円~55,000円(税込) ※多様なコースあり

【岡野あつこ指名】ご予約はこちら

その他、3ヶ月から1年間にわたり、離婚や夫婦関係の修復を継続的にサポートするスペシャルサポートシステムなど、様々なサービスを通じて、相談者一人ひとりの状況に応じた適切なサポートを提供しています。

具体的なプランや料金やご予約方法、カウンセリングの流れは、「料金表」のページでご確認のうえ、お気軽にお尋ねください。

離婚カウンセリング | 料金表

夫婦関係に悩む既婚者の新たな選択肢──「Healmate」が提案する“心のつながり”

「夫婦関係がうまくいかない。でも離婚する勇気もない。誰にも相談できず、孤独と不安の中でもがいている──」

そんな既婚者たちの心の拠り所となる新しい形の出会いの場が、近年注目されています。それが、今人気の既婚者専用マッチングアプリ「Healmate(ヒールメイト)」です。

Healmate公式サイトはこちら

今回のYouTube動画では、離婚カウンセラーであり「夫婦問題研究家」として活躍する岡野あつこ氏が、同アプリの代表・磯野妙子(いそのたえこ)氏を迎え、その開発の経緯やアプリの特徴、そして現代の既婚者が抱えるリアルな悩みに深く迫りました。

1、「Healmate」はこんなはずじゃなかった!から生まれたマッチングサービス

アプリ開発のきっかけは、磯野氏自身の結婚生活における経験にありました。

結婚当初は順調だったものの、子どもの教育方針や生活スタイルの違いから徐々に夫婦関係が悪化。カウンセリングを提案しても相手に応じてもらえず、コミュニケーションは停滞。次第に「このまま一緒にいてもつらいだけ」と感じるようになり、離婚も視野に入れたと言います。

しかし、「経済的な不安」「子育てへの責任」「一人になる心細さ」などが壁となり、簡単には決断できない。そのような状況の中、ふと「心の支えとなる誰かがいたら、気持ちが変わったかもしれない」と思うようになり、磯野氏は既婚者専用マッチングサービスに登録。しかしそこには、期待とは異なる現実が待っていました。性的な目的や外見重視の出会いが多く、心のつながりを求める自分のニーズとはかけ離れていたのです。

自分と同じような状況にいる女性が、安心して癒しや共感を得られる場はないか?と考えて生まれた「Healmate(ヒールメイト)」は男女ともに多くの人々の癒しの空間となっています。

2、「Healmate」は“心のつながり”を第一に考える

出典:岡野あつこ🄬公式チャンネル

Healmateの最大の特徴は、「心のつながりを大切にする」というコンセプトです。見た目や性的な魅力を重視するのではなく、共感や癒し、信頼関係を築くことに重きを置いています。

登録時には、プロフィールに「現在の家庭状況」や「今後の希望」などを詳細に記載できる仕組みがあり、「今は離婚できないが将来的には前向きに考えている」「子育て中で精神的な支えが欲しい」といった個々の事情や心情がきちんと伝わるよう配慮されています。

(1)男女問わず、共感と支えを求めて登録する人が増加中

出典:岡野あつこ🄬公式チャンネル

Healmateのユーザーは、女性だけではありません。男性もまた、「子どもを大切にしたいが、パートナーとの関係は既に破綻している」「孤独を感じている」といった理由から登録するケースが増えています。

その結果、2025年時点で会員数は30万人近くにまで達し、同じような悩みを持つ人々の間で“共感の輪”が広がり続けています。

(2)掲示板での“共感”が生む、見知らぬ者同士の支え合い

出典:岡野あつこ🄬公式チャンネル

このアプリのもうひとつの特徴が、掲示板機能。ここでは日々、既婚者たちが自分の悩みや葛藤を投稿し、それに対して数十件もの共感やアドバイスが寄せられています。

「同じような経験をしてきた」「自分も苦しかった、でも今は前を向けている」といった言葉が、多くの人の心を救っているといいます。

孤独の中でもがいている人にとって、見知らぬ誰かの一言が支えとなり、生きる力を与えるのです。

このように、Healmateは“ただの出会い系”ではなく、“共感と癒しをシェアするコミュニティ”としても機能しているのです。

(3)安全管理へのこだわりとルールの徹底

マッチングアプリにおいて懸念されがちな「トラブル」や「不正登録」についても、「Healmate」では徹底した管理体制が敷かれています。

  • 登録者は既婚者に限られており、独身者の登録は禁止
  • 不正登録が発覚した場合、即時退会処分
  • ユーザーによる通報システムを完備
  • スタッフによる常時の監視・巡回体制を構築

岡野氏は「まるで昔自分が主催していた“別居者限定の出会いパーティー”で、自ら巡回していた頃を思い出した」と語り、運営側の徹底した姿勢に太鼓判を押しました。

4、セカンドパートナーという新たな概念

出典:岡野あつこ🄬公式チャンネル

近年注目されているのが、「セカンドパートナー」という概念。これは、既婚の立場を保ちつつも、体の関係ではなく心のつながりを求める異性の存在を指します。

「Healmate」は、このセカンドパートナーを探す場として利用されるケースも多く、家庭を壊すことなく精神的な支えを得たいと願う多くの既婚者に支持されているのです。

Healmate公式サイトはこちら

出典:岡野あつこ🄬公式チャンネル

また、興味深いのは、Healmateを通じて他者と出会い、「やはり自分には今の家族が大切だと再認識できた」という声もあること。出会いが、必ずしも別れや離婚につながるのではなく、家庭再生のきっかけになる可能性も秘めているのです。

5、女性無料&掲示板だけの利用も可能

Healmateでは、女性ユーザーは基本的に無料で利用できます。これは、経済的な負担から利用をためらう人が多い現実に配慮したものです。

男性は一部有料ではありますが、そのことが“真剣なユーザーだけが集まる”という心理的なフィルターにもなっています。

また、マッチングを目的としない「掲示板」だけの利用も可能で、ここで多くの人が自分の悩みを共有し、励まし合うことができる点も大きな魅力です。

6、新しい時代の“幸せの形”を支援するサービス

番組の終盤、岡野氏はこう語りました。

「今の時代、女性が泣き寝入りする必要はない。幸せになっていいんです。大事なのは、自分の人生をどう歩むか、どう納得して生きるか」

Healmateは、そんな悩める既婚者たちに対して、「もう一人で苦しまなくてもいい」「次の一歩を踏み出す場所がここにある」と伝える存在として、確かな役割を果たしています。

出会いは、不倫でも恋愛でもなく、「人としての絆」を育むもの。人生における選択肢の一つとして、こうしたサービスの存在は今後ますます注目されていくことでしょう。

終わりに

「離婚」「夫婦の不仲」「孤独」「心の葛藤」──それらは一人で抱えるにはあまりにも重いテーマです。

「Healmate」は、そんな苦しみの中にいる既婚者に対して、“心を通わせる出会い”という新たな選択肢を提示しました。それは、不倫とも恋愛とも違う、「人と人としての絆」を育む場。

もし今、あなたが誰にも言えない悩みを抱えているなら、このアプリはあなたにとって小さな希望の扉になるかもしれません。

※本記事はYouTube動画「【既婚者向け】夫婦関係に悩む人の新しい選択肢とは?」(出演:岡野あつこ氏・磯野妙子氏)をもとに構成しています。

産後クライシスの妻との仲直りについて

相談内容

今年9月10日、妻が初産で長男を出産しました。

出産立ち会い後、同居の認知症の母の介護のため、一旦病院から帰宅し、再度病院に行くつもりが、私が体調が崩し、病院に行かず、休養しました。

その間、義母が妻の見舞いに来ましたが、自分には電話等で挨拶もせず義姉の元へ向かった様で、不審さを覚えました。

12日に妻の催促で、病院に行く事にしましたが、妻との連絡で病室の場所を質問してもきちんと教えて貰えず、以前から報告しない、言葉足らず、秘密主義なので、自分は激怒し、見舞いを断念しました。見舞の際に母子手帳と出生証明書を預かり、区役所と職場に届出をするつもりができませんでした。

13日、義母宛に我が家に関わらないで、と手紙を出しました。その間に妻の気持ちを確かめるために本気ではなく離婚の話をしました。

15 日午前中に退院と知り、病院に出向きましたが、妻達を見つける事は出来ず、帰宅して妻に電話しました。「体が堪えて1人では何も出来ない。実家に帰る。離婚するかしないかの話はその後にする。離婚はしたくない」との事。妻の実家に連絡し、「義母が病院へ迎えに出向いている、母子手帳と出生証明書は郵送する」との事でした。

そして妻や妻の実家共に音信不通となりました。

自分は義母にお詫びの手紙を出しました。

その直後に警察から「妻から離婚したい。弁護士呼んだ。調停する。連絡しないで欲しい」と連絡がありました。

自分は事情を説明し、「離婚しない。和解する。反省と改善する。妻の要求に柔軟に応える」と上申書を出しました!

「6月に話し合いの場を作るらしい。先方から連絡があるかもしれないから待ってみたら?」と警察から連絡がありました。「誰か第三者になってくれる人はいないのか?」とも言われました。

自分は弁護士に相談し、出方を待つ事を警察を通して伝えましたが、それ以来、今日まで連絡は来ません。
今もなお、音信不通で、連絡は来ていません。
弁護士や裁判所からも連絡はありません。
夫婦で仲直りにむけたカウンセリングを受ける事は可能でしょうか?

アドバイス


今まで一人で悩んでいらしたのですね。
毎日辛く苦しい思いをしていることと思います。

あなたの問題は、妻から離婚したい、弁護士を頼んだ、離婚調停を起こす、
連絡しないで欲しいと言われ、連絡が取れないため、
このまま離婚になってしまうのではないか、と不安になっていらっしゃるということですね。

離婚しない。和解する。反省と改善する。妻の要求に柔軟に応える、
夫婦で仲直りにむけたカウンセリングを受けたい、とのことから
修復を希望されていることが伺われます。

産後より連絡が取れず、現在では弁護士を立てて離婚すると言われているとのことですね。
なぜこんなことになってしまったのか、あなたも気がついておられると思いますが、
初産の後、あなたの取った行動はあまりよくありませんでした。
産後クライシスも多少関係している可能性はありますが、
この状況になってしまった大体の原因は、あなたに因るものだと思われます。
産後直後に怒鳴ったり、妻の実家に手紙を出したり、相手の気持ちを確認するため離婚を言い渡したり、通常の状態であってもあまり好ましくない対応を産後直後にしてしまったこと。
これが全ての原因と思われます。

現代、医療も発達し、出産は当たり前のように感じられる出来事かもしれませんが、
出産は今も命がけに変わりはありません。
医療の発達により出産で死亡することが少なくなったとはいえ、
それでも今も年間50人前後の母親が亡くなっていますし、
死亡は減ったといっても、出産の身体的負担自体が減ったわけではありませんので、
命がけに変わりないのです。
どんな状況であっても、お見舞いには行った方がよかったと思います。
命がけで自分の子供を産んでくれたのですから、病室へ行き感謝をするべきだったのではないでしょうか。

母体は女性ホルモンが妊娠直後から急激に変化し、産後直後から普通の体の状態へ一気に戻ろうとしますので、
またしても女性ホルモンが急激に変化し、気持ちや感情が自分の意思に関係なく変動することになります。
この時期に何かマイナスな出来事が起こると、通常のホルモンバランスではないため、
より強烈な負のイメージが定着します。
しかも初産で、子供をこれからどう育てて行くのか、これから毎日どう過ごしたらいいのか
赤ちゃんを無事出産したことはとても嬉しい出来事だと思われますが、
やはり初めての子育て、この先が全く見えない不安もあると思います。
出産という大仕事を終え体力はボロボロ、そこへ精神的にも追い込まれてしまったのですから、妻や妻のご両親、ご姉妹が怒ってしまうのは仕方がないのではないかと思います。

ただし、あなたは反省し、改善するとおっしゃられております。
修復に向けたカウンセリングを受けることは可能ですし、妻にもあなたがカウンセリングを受け、心を入れ替えているので離婚は待って欲しい、とアピールすることは有効だと思います。
しかし、ご夫婦一緒にカウンセリングを受けることは難しいと思われます。
妻はもう弁護士を立て離婚をする方向で動いています。
離婚調停を起こすともおっしゃっています。
あなたの提案を受け入れるとは、とても思えない状況です。
妻と一緒に変わるのではなく、あなた自身が変わるんだ、というアピールをしなくてはいけないと思います。

あなたが今できることはカウンセリングを受けながら、妻が起こしてくる調停を不成立で終わらせる術を、当ベテランカウンセラーと一緒に作戦を練ること。
そしてその中でもあなたが反省をし、変わったあなたを妻に見ていただき修復に向けて努力をする。
一度ここまでこじれてしまった妻の気持ちを変えるのはとても時間がかかります。
カウンセリングを1回受けただけであなたも妻も変わる、そんな訳はないのです。
人の気持ちを変えるということは、本当に難しい事です。
でも諦めずにまずはあなたが変わって行く。
相手の気持ちを変えたいのであれば、
まず自分から変わって行かないと何も変えることなんてできないのですから。

そして、離婚は一人ではできません。
妻が離婚を望んでも、弁護士を立てても、
あなたが離婚に同意し、離婚届けにサインをしなければ離婚は成立致しません。
あなたは離婚を望んでいなのですから、今は特に弁護士を立てる必要はなく、
離婚に応じない、離婚に同意しない、誠意を持って修復に向けて行く、それだけです。
その後、もし裁判になってしまった時に初めて弁護士を立てても全く遅くありません。

全く連絡がないということは、出産直後からお子様にも会っていないということですよね。
自己中心的に物事を考えず、自分の状況はさておき、相手の状況を考えられる大人の男になって、お子様と一緒にすばらしい家庭を作って行くことができるようにして行きましょう。
まずはあなたが変わって行く事。それを妻に分かってもらう事。
私どもはあなたの味方になり、修復ができるようお力添えすることができます。
是非一度カウンセリングにいらして下さい。
ベテランカウンセラーも多数おりますので、あなたのご相談に乗ることが可能でございます。
応援しておりますので、一緒にがんばりましょう。

離婚・夫婦修復のお悩み ひとりで悩まずお気軽にご相談ください

WEBカウンセリング予約

※海外からおかけになる場合はこちらから
 電話:03-6274-8061
 メール:caratokano@gmail.com
※土日祝は電話のみの受付となっております。WEBからお申し込みの場合、翌営業日のご返信になりますのでご了承ください。
 お急ぎの場合はフリーダイヤル(0120-25-4122)にてお申し込みください。

決済方法

料金お振込み先
三菱UFJ銀行 渋谷中央支店
普通預金 0757866
株式会社ウェルマッチ

>